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2007年10月 8日 (月)

北極のナヌー

生きることの意味・命の尊さ・生き物の知恵・家族の愛

地球の美しさ・自然に対する驚異・そして私たちが考えなければならない事

・・・たくさんのものが詰まった84分。

アダム・ラヴェッチとサラ・ロバートソンの二人が10年間を費やして撮り続けた素晴らしい映像。この貴重な映像を私たちに見せてくれたお二人に心から感謝します。

北極で生活する動物たちの楽しげな姿が躍動感溢れる音楽と共に繰り広げられる。生きる喜びと美しい地球を心から感じる事が出来る映像も感動的です。

このような喜びに満ちあふれた映像を見た後だから尚更、地球の温暖化により環境が変わってしまった事の悲しさが身に染みます。以前は氷がたくさんあったと思われる場所に果てしなく続く青い海と小さな岩の島。一体この先どうなってしまうのだろう。

物語の最初に、真っ白な世界に顔を出した二匹の白熊がどうしようもないくらい可愛かったので、温暖化で堅く凍らないぐずぐずの氷の上で途方にくれたナヌーの表情が悲しかったのです。

動物の親子の関係もさまざま。敢えて突き放して独り立ちさせるもの、おそってきた危険をチャンスにして身を守るすべを教えるもの、自分を犠牲にしてでも子供を守るものなど。長い経験から受け継いだ習性を子供に伝えてきたはずなのに、環境の変化により親から教えて貰った知識さえ役に立たなくなってきています。

白クマのナヌーとセイウチのシーラの二匹の物語にして、地球環境の変化を分かり易く私たちに見せているこの映画、是非たくさんの人に観てもらいたいと心から思いました。

多分、これを観た多くの人は「小さな事でも、自分で出来る事を何か始めよう」と思うに違いないと思います。学校とかでも観て欲しいなぁ。

ナレーション、すごく良かったです。淡々として温かく優しくて。私たちに訴えかける最後の文も、抑えが効いていた分なおさら心に響きました。とても素晴らしいお仕事だったと思います。

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吾郎映画」カテゴリの記事

コメント

こんばんは、サイトー様。

心にすとんと落ちてくる感想をありがとうございます。
またひとつ大事な宝物が出来たようですね。
何とかお隣の県まで、頑張って見に行きたいと思っています。

投稿: あっぷるぱい | 2007年10月 8日 (月) 20時28分

>あっぷるぱいさま
本当に、また宝物が増えました。
それにしても、感想を書くのは難しいですね。もっと書きたい事は山のようにあったのですが、ネタバレにならないように書くのは至難の業。こういう時に、吾郎のあの才能に惚れ直してしまうのです(でれでれ)。
一人でも多くの人に観ていただきたい映画です。

どこかの事務所も、変な道徳songを歌わせるのなら、こういう映画を少しでも多くの人に観て貰うよう協力してくれてもいいじゃない、と思いました。
「忘文」では番組最後にテロップが出ていたのが、唯一嬉しかったです。やっぱりこの番組はフ○TVの良心なんだわ、と思いました。

投稿: サイトー | 2007年10月 9日 (火) 21時42分

また、おじゃまいたします。本日、見てまいりました。見て思ったこと。地球にとって一番不要なのは人間なのではないかと。静かな衝撃でした。一人でも多くの人に見てもらいたい映画。いえ、見るべき映画かもしれません。

投稿: じゅん | 2007年10月 9日 (火) 23時00分

サイトーさま、言葉の綴り方がさすがです!
観て思ったことは本当にたくさんあって、わかっていたつもりでも結構衝撃を受けました。映画を観て更にエコ生活を目指そうと心に刻みました。
幅広い年齢層の人達が観に来てくれていた事もなんかうれしかったです。
たくさんの人に、学校やイベントなどでこの映画を観て現実を知ってもらい少しでも環境の事考え行動してほしいなーと思います。
吾郎のナレーションも温かな感じがとても良かったです。

投稿: 流星 | 2007年10月10日 (水) 17時11分

>じゅんさま
「地球にとって一番不要なのは人間ではないか」って、確かにその通りかもしれませんね。多分、人間は地球に対して一つも良い事をしていないけれど、地球の上でそれぞれの人生を送らせてもらっているのですから、そんな私たち一人一人が真剣に考えなければならないと心から思いました。
おっしゃる通り、「見るべき映画」ですね。

>流星さま
氷の上で途方に暮れるナヌーの姿と、自分の為に命を投げ打ってくれた子守役のおばさんの方をじっと見つめるシーラの表情が忘れられません。ナヌーと一緒に、私も途方に暮れてしまいました。
少しずつでも何か自分に出来る事をしなければならないと心から思いました。
吾郎のナレーションがすごく良かったのも、嬉しかったです。

投稿: サイトー | 2007年10月10日 (水) 20時59分

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