« SMAPXSMAP 11月15日 | トップページ | 月イチゴロー 11月 »

2010年11月19日 (金)

ようこそ、底なし沼へ♪

買ったままで積み上げられていた雑誌類を整理。
途中で、何冊にもなった昔のファイルをパラパラと見ていたら、止まらなくなりました。
流れ星」の修一役があまりにも嵌りすぎて、吾郎ファンとしては気が滅入るような感想を見かける事もしばしば。
そんな今日この頃、1998年のインタビューがとても良かったので、こちらでも紹介したくなりました。(ツイッターでは昨日呟いたのですが、こちらにも残しておきます)

キャスティングは、その人ならできると思ってなされるもの。だから、それが今の自分にできる役なんだと思い、それにこたえる。別に疑問やかっとうはないし、いたってシンプルな構造ですよ。その作品の中で自分という駒がどう動き、どう人の心に残していくか。
              ~1998年10月 TVステラ「今週の顔」稲垣吾郎

このインタビューは1998年10月31日、NHKで放送された「さよなら五つのカプチーノ」に出演した時のものです。

因みにインタビューの感想として次のような事が書かれていました。
「きちんと相手の意を汲んだ返答をし、言葉が足りないと思えば補う。実に冷静に物事を観察しながら、その視線には温かみがある。そんな稲垣自身の人柄が、役を魅力的にしていることは間違いない。」

この年の秋は「さよなら五つのカプチーノ」の他に「世にも奇妙な物語~中学教師」、そして連続ドラマ「ソムリエ」に出演していたのですね。
25歳の時にすでにこのような考え方をしていたのだと思うと、吾郎の1本芯の通った考え方の素晴らしさを改めて実感しました。
今回の「修一役」も、きっと冷静に受け止めて求められる修一像を淡々と、でも楽しんで演じているのだろうなと思いました。

十三人の刺客」「流れ星」で”悪”を演じる吾郎を観て、俳優稲垣吾郎に少しでも興味を持った人に、吾郎のどの作品を薦めたら良いのか最近時々考えます。完全な妄想状態!

やはりまずは対極の所にある
飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ(2005)」でしょうか。
SMAP MAGAZINEで中江監督も「我ながら名作」と語っていらっしゃるくらい。
そこには完全に井村和清さんしか存在しませんでした。紺野まひるさんはじめとして共演者の方々すべて素晴らしいです。そして限りなく美しい。
世にも奇妙な物語SMAP特別編~僕は旅をする(2001)」も吾郎ならではの作品が出来上がっていると思うので、こちらも是非薦めたい。
この空気感は吾郎だけのものだと断言!
笑の大学(2004)」も外せません(少し人を選ぶかもしれませんが)。

あまり知られていないところでは
さらば愛しのヤクザ(1990)」
1992年のバタフライ(1992)」などもお薦め。

多くの人が知っている
踊る大捜査線歳末特別警戒スペシャル」の鏡くんは今更でしょうか。

ヨイショの男(2002)~第8話:戦士の休日」での江守徹さんとの掛け合いも好き。
吾郎といえば女性、という印象があるようですが、役所さんと共演の「笑の大学」でも分かるように、意外に年上の男性とのお芝居がとても良い。
陰陽師(2001)」もそういう点で、杉本哲太さん演じる博雅、寺尾聰さん演じる道満とのやり取りもとても好きです。「炎立つ(1993)」もそうですが、平安時代が良く似合う。
今回、江戸時代も似合っていたのは、思いがけない喜び・収穫でした。

『巻き込まれ型ヒロイン風(?)』」も吾郎のお得意ジャンルだと思うのですが、
映画版「催眠(1999)」「Mの悲劇(2005)」も面白い。
少しの血でも騒ぐ方には映画「催眠」はお薦めできませんが。

原作の面白さ・脚本の良さ・ロケも多用した映像の美しさ・作品毎に意外性のあるゲストの方々など欲張って楽しめるのは「金田一耕助シリーズ(2004~)」
これも早く最新作が観たいし、過去の5作品のDVD、ブルーレイの発売をお願いしたいです。
星監督の映像に慣れたら、ドラマ「ソムリエ
監督のこだわりで、本当に美味しそうなワインの映像。
奇をてらわない基本的なワインの知識も嬉しいです。
何と言っても吾郎演じるソムリエの城くんが変わり者だけど美しい。
星監督の作り出す映像もため息が出る位美しいです。
屋上で乾杯するソムリエの姿は忘れられません。
実は30代の吾郎で続編を観てみたい作品の一つ。

明智小五郎シリーズ(1998年、2000年)」は、吾郎のPVと言ってもいい位の美しい映像ですが、これこそこれからの年齢の吾郎に相応しいのでは。

主演でない作品では吾郎のナレーションも素晴らしい「危険な関係」が良いです。ナレーションを含めて物語の語り手のような位置も吾郎には似合っていると思わされた作品でした。
脇役といえば、「青春家族(1989)」は吾郎の俳優としての第一歩の作品。とても自然に思春期の一人の男の子を演じていて、これはこれで新鮮な驚きでした。
前述の「さよなら五つのカプチーノ」は、宮本信子さんをはじめとしてベテランの方々の間で少し陰のある元美術教師を演じています。これが縁で鈴木聡さんとの繋がりが出来たのではないでしょうか。

変わった人物像は意外に演じやすいが・・・とおっしゃる方には、「最後の家族旅行(1996)」「愛が叫んでる(1996)」などを。普通の青年役を好演しています。「素晴らしき家族旅行(1996)」はうんと年下のちょっと頼りない新婚の旦那さんをコミカルに可愛く演じています。この頃、単発ドラマ多かったのですね。

あ、だんだん止まらなくなってきました。

男性には多分お勧めできませんが「恋愛偏差値」。
優れた頭脳は父親譲り、美貌は母親譲りという(勝手に私が決めつけてますがw)大企業社長の妾の子、というなんとも美味しい役ですよね(笑)。
影のあるツンデレ具合、捨てられて濡れそぼった子犬状態の夏目くんなど見所満載。
これをクリアしたら、
二十歳の約束(1992)」
(1997)」
嘘でもいいから(1993)」・・・
お耽美系をもっともっと~という方には
SFとしても面白い「BLACK OUT(1995)」など。
と、底なし沼にお招きするのですheart

こんなにいろいろな顔を持っている稲垣吾郎。
次はどんな作品を見せてくれるか、とても楽しみです。

|

« SMAPXSMAP 11月15日 | トップページ | 月イチゴロー 11月 »

Goro」カテゴリの記事

コメント

サイトーさん、素晴らしい吾郎の過去ドラマ、映画作品のご紹介ありがとうございます。
こうやって、書き出してもらうとどれもこれも吾郎はそのときのキャラをしっかり自分なりに把握して演じていたんだなぁと実感します。
まず何よりも、挙げてもらった作品のキャラを全部同じ人が演じているとは思えないですよね。
もちろん、吾郎の元からもっているものは残りますが、それがまったくなくなっても役者としてはおもしろくない。
情けない役も、かっこいい役も、悪い役も、お耽美なキャラも本当にバラエティに富んでます。
だから、役者稲垣吾郎を追いかけるのは楽しい。

ここに挙げきれなかったであろう作品でも素晴らしいのはあります。
私は、吾郎ファンの中では不評だったドラマ『催眠』も、『佐々木夫妻の仁義なき戦い』も『ブスの瞳に恋している』もそれぞれに楽しめたドラマでした。
あっ、キャラ萌えさせてもらった『トライアングル』の黒木舜は記憶に新しいですよね(笑)
そしてナレーションを務めた『北極のナヌー』や、映画ワンピースの敵役として『カラクリ城のメカ巨兵』では声の参加として良い仕事をしています。
う~ん、結局吾郎が参加した作品全部あげる羽目になってしまいます(爆)
今後も、SMAPだからとか、主役じゃないからという枠に捉われずいろんな役を演じていってほしいですね。

投稿: Kazuyo | 2010年11月20日 (土) 03時54分

なんといっても「飛鳥へ、まだ見ぬ君へ」です。抑えた演技がリアル感を出し、唯一弟に抑えられない感情を爆発させているところ・・・が好きです。

投稿: ウエハウス | 2010年11月20日 (土) 09時32分

コメントありがとうございます。

loveletterkazuyoさま
何だか、吾郎は悪役でしか生きないみたいな最近の流れ、勿論世間の人に吾郎が認められた事は嬉しいのですが、もっといろいろあるんだぞ、と少し宣伝したくなりました。
>吾郎の元からもっているものは残りますが、それがまったくなくなっても役者としてはおもしろくない。
・・・そうですよね、最近も雑誌のインタビューでそのような感じの事を言ってました。役に共感できるかは問題ではなく、自分とは違う人物として役を演じる、でも役をイメージして創り上げていく中に自分のエッセンスのようなものがにじみ出てくるのだと思う、というような事を言っていて、なるほど~と思いました。

こうやって出演作品をあげてみると、本当にバラエティに富んでいますね。
kazuyoさんが書いて下さって、やっぱり「ブス恋」はラインナップに入れるべきだと思いました。
吾郎には「日本のヒュー・グラント」みたいな一面も欲しいと思っているので!
吾郎が本来持っている明るさ、垢抜けたお洒落な感じがラブコメに合っていると思うのですよね。
ただラブコメは脚本が良くないと寒くなるから、難しいですね。
ドラマ「催眠」、私は大好きなドラマですので、吾郎にどっぷりと嵌った方にはお薦めしたいと思っています(笑)。

ナレーションや、ドキュメンタリー番組の案内役もすごくいいですよね。「ショパン」「ダヴィンチ」「ローマ」「ナスカ」など。
こうやって見ると、吾郎いい仕事たくさんしていますねheart

loveletterウエハウスさま
「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」は、まず最初にお薦めする作品ですね。
全身から、原作者の井村和清さんの思いが伝わってくる感じがします。
学校の教材として、このドラマを見せたりする事もあるようで、一人でも多くの方に観て頂きたいです。

投稿: サイトー | 2010年11月20日 (土) 22時03分

「ヨイショの男」で稲垣吾郎に注目をし始めた私にとって第8話は一番気に入っているものです。江守徹さんとのやりとりが絶妙だと思いました。この頃はまだ吾郎ちゃんをパブリックイメージそのままな人だと思っていて、何かの雑誌で中居君が「ヨイショの男」の吾郎ちゃん(桜井孝太郎)について「本人そのまま」とコメントしたのにはとても驚きました。この、ちょっとパッと見、頼りなげな可愛い男の子が稲垣吾郎そのままとは思わなかったんで。
ドラマ「催眠」ってファンの間では不評だったんですね。これも私はファンになる前のドラマだったんですが、最終回の特にラスト、死に行く瀬戸朝香とのシーン。表情がすごくいい(上手い)なと思い、私は好きでした。DVDが欲しいのですが、出てないんですよね。

投稿: JUN | 2010年11月20日 (土) 23時49分

最高!!!!!!!
止まらずもっとやってくださいね~~
ワタシもまた見たくなります~~!!!

投稿: YUE | 2010年11月21日 (日) 11時55分

ゴローちゃん大好きですo(^-^)o♪

『彼』以降のドラマは可能な限り、ゲストも含めてすべて観ています(*^^*)……ファンになったきっかけは、『さっちゃん、ウソついてごめんネ』の医者役辺り……のハズだったのですが、最近、妙なことを思い出しました。

ですが、稲垣さんについて、「もしかして」と思うことがあるので書き留めておきます(※長文)。良ければ、下記について教えて下さいませんか?

とあるドラマの最終回にて。樋口可南子さんのお腹の中に子供がいる。経緯は忘れましたが、その子供が自分の子だと知った男性が、喜んで会いに行く。でも途中で道がわからなくて地図を見る(よそ見運転)……急ハンドルで車が横転し、彼が亡くなってしまう。

最期の台詞は(うろ覚え)
「…ごめん…俺……やっぱり行けそうにない……」

何も知らない樋口さんは、縁側に座り、彼を待ち続ける。
「…パパ遅いね」

ここでエンド。


小学生の頃に、最終回で大泣きした、忘れられないドラマです。このシーンだけ強烈に覚えていて、でも、ドラマのタイトルも、肝心の男性俳優さんの顔も全然覚えていなくて……。


稲垣さんは昔『嘘でもいいから』というドラマにも出演されていたのですよね?そのドラマのラストって、こんな感じでしたか?当時からずっと探し続け、やっとこのドラマにたどり着いたんです。ただ、確信がまだ持てなくて……もしも合っているのなら、それはすごい偶然ですよね(*^^*)……正否だけでも知りたいです。

投稿: | 2010年11月21日 (日) 18時22分

コメントありがとうございます。

loveletterJUNさま
嬉しいです、私も第8話が一番好きです。
江守さんとのやり取りは傑作だと思いました。
中居くんの言葉はその時々で(悪い意味でなく)いろいろ含みがあるので一概にそのままではないときもあると思うのですが、確かにパブリックイメージとは違ってお喋りで明るい人のようですね。
でも「ヨイショ」の櫻井孝太郎については、着ぐるみを着るような思いで演じているとインタビューで答えていたのを覚えています。何故覚えているのかというと、たまたまロケ現場に遭遇した吾郎ファンの友人が話してくれた事が印象的だったからです。目を瞑ってスタンバイしていた吾郎が、スタートの合図で孝太郎になる瞬間を目撃して、「まるで体型まで違う人になった瞬間だった」と教えてくれました。
ドラマ「催眠」、私は大好きです。特に最終話と1話。
私は夏になって蝉の鳴き声を聞くと、必ずこのドラマを観たくなります。DVD出して欲しいですね。

loveletterYUEさま
過去作品も最高!
これからもどんどんいろいろなものに挑戦して欲しいです。
どこへでも付いていきますよね。
次の作品を妄想するだけでも幸せですから。

loveletterゴローちゃん大好きさまへ
私も、ファンになって初めての連ドラは「彼」でした。
美しくて色っぽかったですね・・・

それにしても「嘘でもいいから」の記憶、素晴らしいです!
しかも、まだ小学生だったのですね。
思わずDVDを出してきて最後のシーンを観てしまいましたが、まさに書いていらっしゃる通りです。

お腹の子供についてはいろいろありまして、年の差などから身をひいて黙って遠くに引っ越していった樋口さん演じる天子さんの元に、最終話で追いかけていくのです。
そのとき、カーブで無理な追い越しをしてきた車と正面衝突してしまう。吾郎演じる文也は、逆さまにひっくり返った車の下から「(生まれてくる)まだ見ぬ子へ」宛てて綴った文が入ったワープロをしっかり抱えて息絶えます。その時、吾郎のナレーションで愛する女性(=子供の母親)について語った我が子への手紙が読まれるのです。
最後のシーンは、天子さんが文也を待ちながらお腹の中の我が子へ話しかける
「パパ、遅いねぇ。
早く会いたいな。」でした。
じっくり最初から観たくなってしまいました。
このドラマ、ラブシーンがすごくたくさんありますが、見つめ合ってキスするまでの「間」とかが絶妙で、若いのにものすごく上手いんですよ。樋口さんが相手だからこそだと思いますが、本当に美しいラブシーンを観るだけでも眼福です。
密かに有名なバックヌードのシーン(第1話)もある貴重な作品です。

投稿: サイトー | 2010年11月21日 (日) 23時18分

“ゴローちゃん大好きです”とコメントした“えみ”といううものです。ハンネを入力するのを忘れてしまいました(^_^;)

教えてくださってありがとうございます(^-^)

『嘘でもいいから』…やっぱりそうでしたかo(^-^)o実はその頃からその男性俳優さんが気になっていて、…母に樋口可南子さんの名前は教えてもらい、その情報だけを頼りに探していたドラマだったんです。


数年後、SMAPのゴローちゃんとしてファンになったのですが、まさか同一人物だったとは!!…全然気がつきませんでした(^_^;)イメージが違いすぎますっ(汗)

運命を感じちゃって、余計にファンになりました(*^^*)

投稿: えみ | 2010年11月22日 (月) 07時28分

loveletterえみさま
すごい運命ですよね。
でも一度だけ観た記憶が(しかも小学生)あまりにもしっかりされているのに、驚きました。
それくらい衝撃的だったのかもしれないですね。
でも長年の疑問が解けて良かったです。
これからもどのような作品にかかわっていくのか、楽しみで目が離せませんね。

投稿: サイトー | 2010年11月23日 (火) 23時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/157467/50072531

この記事へのトラックバック一覧です: ようこそ、底なし沼へ♪:

« SMAPXSMAP 11月15日 | トップページ | 月イチゴロー 11月 »