« STOP THE SMAP 6月28日 | トップページ | サラリーマンNEO GOLD »

2012年6月30日 (土)

ゴロウ・デラックス 6月28日

久しぶりのゴロウ・デラックス。
夏らしく小島さんのオレンジのワンピースに合わせて、吾郎は薄い茶系のスーツをきっちりと着て、白のシャツにネクタイ。メガネ。
一見、誰でも参考に出来るものすごくオーソドックスな姿、すっきりキレイに着こなすのは難しいと思うけど。

book今週の課題図書:「清須会議」
ゲストは約20年ぶりに書き下ろし小説を出した三谷幸喜さん。
三谷さんは子供の頃、親に買って貰った「別冊太陽」の「戦国百人」が大好きだった。
その時特に興味を持ったのが信長の後継者争い「清須会議」。
歴史というものが、合戦とか暗殺ではなく、歴史上初めて会議の席上で決まったという事にとても興味を持ったというのは、いかにも三谷さんらしいと思った。
その思いがようやく小説にと思ったら既に映画化も決定だとか。

朗読
ゴロウ・デラックス恒例の朗読タイムだけど、演出家の方がゲストだと俄然いろいろな意味が出てくるこのコーナー。
興味深いです。

「清須会議」は登場人物それぞれのモノローグ風に主観が変わっていくよう作りになっているらしく、朗読劇でも面白そう。
オーディションだと思って読んでください、というテイで始まる。

まずはお市の方を小島さん、
羽柴秀吉と丹羽長秀の場面を希望する吾郎。
「そこを選びましたか」という三谷さんに「一番いいじゃないですか」と吾郎。
さすが、その部分は三谷さんが一番一生懸命書いたところだそうです。

三谷さんは決して朗読している人を見るのではなく、下を向いてひたすら声を聞く。
吾郎が真面目に読み終わって、三谷さんから一言ダメ出しが
「違うな」(笑)。
攻める秀吉と守る丹羽との台詞の掛け合いという難しい所を選んでしまった吾郎。
実は吾郎にやって貰いたい役がある、と。
そこで出たのが、バカ息子「織田信雄」

「うつけのフリしてるけど、これは作戦だ~い!」(笑)みたいな台詞を楽しそうに器用にこなしていく吾郎。ここはもうバラエティのノリで。でもさすがに上手いわ♪
今度は三谷さん、ご満足。
「イメージ通り。素晴らしかったじゃないですか」
「(実は僕)やりやすかったんですけど」と言う吾郎に、嬉しそうに本で顔を隠して笑う三谷さん。三谷さんって番宣でTVによく出ていらっしゃるけど、私の印象ではあまり本当の気持ちを外に出す方ではないように見える。
でもこの時、とっても楽しそうに見えたのが嬉しかった。
バラエティ番組としての進行だったけど、吾郎の素直さにちょっと癒やされたのではないでしょうか。

この後、三谷さんが番組用に「清須会議」の一部をラジオドラマのような脚本に書いてきてくださったのを実演。
お市の方:小島さん
秀吉:吾郎
ししおどし:山田くん

ししおどしをよく知らない山田くんに三谷さんは模型を使って説明。
最近、山田くんの使い方がとても上手くなってきたように感じます(笑)。
ゴロウ・デラックスのスタッフって、とても優秀だと思う。
大人の事情ばかり裏読みするカラダになってしまった私は、あまりいろいろ縛られる事が少なくて自由に出来るのかな、なんて事まで考えてみたり。

三谷さんの解説を聞く吾郎の眼差しの真剣さが良かった。
何回か繰り返すうちに、素晴らしく秀吉になっていった過程が見られたのは嬉しかった。

小島さんは台詞に抑揚を付けたり毎回いつも器用にやりこなしていく。
それに対して、吾郎はいつもまっさらの状態から入っていくようだ。
振り回され系から歴史に残るような悪役、または最近これもイケる!と新しい発見に嬉しくなった正義の味方ヒーローまで、幅広い役をやってきた吾郎だから、その都度今までの引き出しに当て嵌めて演じてみれば簡単だと思うのだけど。
(これは演劇が大好きで詳しい友人が言っていたのを聞いてなるほどと思った事なのですが)新しい作品に出会う度に敢えて無の状態から始めてみる・・・TVを見ている人には不器用に映るでしょう。
作品を大事に監督に従い台詞を大切に・・・だからこそ、舞台やスクリーンでは毎回作り込んだ役を観る事ができるのかな、と思いました。

最近分かった事ですが、舞台「広島に原爆を落とす日」台詞合わせの初日に、全ての台詞を覚えていたという吾郎ですから、一つの役にかける想いや姿勢はとても大きいものなのだと思う。決して自分では表だって言いませんが。
大切なものをきちんと分かっている人だと思う。

勝手な感想ですが、何となく三谷さんと吾郎は作品とか作品の持つ空気などの個人的な好みがあまり合ってないような気がします。
でも、実は三谷さんって吾郎の事を分かっている気がずっとしています。
SPドラマ「古畑任三郎vsSMAP」の時の(実名で演じた)吾郎のキャラクターは、「パブリックイメージのようにマイペースで自己中心的」のように見せておいて「実は影で努力・仲間おもい」とか、それぞれの個人仕事のシーンでは「ハロルド・ピンター『背信』の舞台稽古」だったり。
今や大人になったSMAPの他のメンバーが三谷さんと親しく仕事をしていく傍らにいる吾郎、密かにその関係を楽しむのもいいかなと思ったりしています。
そういう意味でも、三谷さんが吾郎に「織田信雄」をやらせたのも、単に吾郎=バカ殿*という括りではないかもしれないなんて勝手な解釈をしたりしています。
*三池版「十三人の刺客」の殿は決してバカ殿ではありませんが。

今週のゴロウ・デラックス、あまりにも有名な方がゲストでしたが、敢えてトークは短め、ゴロデラらしい楽しい30分になりました。
三谷さん、ありがとうございました。

またお休みを挟んで次回は7月19日ですって・・・待つのが長すぎ。

|

« STOP THE SMAP 6月28日 | トップページ | サラリーマンNEO GOLD »

ゴロウ・デラックス」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
毎回毎回ちがった趣で、素晴しいですね。

以前、雑誌での吾郎の言葉で
「監督の言うとおりに、台詞をいってみる。その方が新しい自分が発見できる」
というのが、印象的でした。今回も短い時間で作りこんでいく過程が見る事が出来て嬉しかったです。

深夜の30分番組ですが、作家さんが脚本を書いてくださるのが、
定番になっていきそうですね。

投稿: 柊 | 2012年6月30日 (土) 16時27分

apple柊さま
コメントありがとうございます。
監督の言う事を大切にする吾郎の姿勢がいいですね。
演じていても、自分の生き様がどこかで表れてしまう・・という覚悟を持っているのもいいなと思っています。

これからは作家さん、演出家さんがゲストの時は、実演が定番になっていくのでしょうか。
楽しみですね。

投稿: サイトー | 2012年7月 1日 (日) 22時19分

SMAPとの関わりが深い方だけにどういう展開になるのかちょっと不安でしたが、なかなか充実した30分でした。

>実は三谷さんって吾郎の事を分かっている気がずっとしています。 そうですね!吾郎のことは、作家の風情を持った数少ない俳優とか、「十三人の刺客」を観て吾郎の良さを引き出した監督、作品に対し「ちょっと悔しい」と言われていたことからも伺い知れます。舞台も観にいらしてますよね。「笑の大学」もわざわざ映画用に脚本を書き直したと聞いた事があり、今回も「ゴロデラ」用に脚本を書いて収録に臨んだということは、かなりの力の入れようだと感じました。

役に入っていく吾郎の真剣な目と、近寄り難いオーラを放つ立ち姿を見て、早く役者吾郎に会いたいと思いました。この番組の中から吾郎主演の作品が生まれることも期待しています。

投稿: あや | 2012年7月 1日 (日) 22時28分

サイトーさま、こんばんは。
今回のゴロデラも楽しくてあっと言う間に終ってしまいました。
三谷さんについては気分が上がったり下がったりする事があったので、実の所少し心配していました。杞憂に終わって良かったです!(三谷さん流のジョークが理解できないだけかもしれないのですが)
三谷さんにバカ殿をやってほしいと言われたた時、どんな感じになるのか???でしたが、自分なりの形でできたしまう吾郎は凄い! もうどんな役でも安心して見る事にします。
小島さんも即興で三谷さんの要望に答えられるので短いながらも緊迫感と共に見ていて充実感を味わいました。
これからも作家さん達が競って、この番組の為に脚本書いてきてくれたらうれしいですね。

投稿: 流星 | 2012年7月 1日 (日) 23時58分

コメントありがとうございます。

appleあやさま
SMAPとの関わりが深いと、かえっていろいろ気になりますよね。
>吾郎のことは、作家の風情を持った数少ない俳優
・・・そんな事おっしゃってましたね。
左利きで書くという事も新鮮だったようで。
このような実演があると、芝居に対する吾郎の特別で真剣な表情を見れるのが嬉しいです。
>この番組の中から吾郎主演の作品が生まれることも期待しています。
・・・そのような事があったら、すごく素敵ですね。
私、とりあえず(笑)「舟を編む」の馬締さんを吾郎で見たいです。

apple流星さま
三谷さんは、本当は何を考えているか分からないような所があるので、ちょっと怖いです。
でもきっと吾郎さんと三谷さんは演劇とか映画とかについては話が弾むのではないかと思っています。
今回は敢えて「オーディション」という名目での実演でしたが、二人の話を聞いてみたいという気もします。どこまで本気で話してくれるかが問題ですが(笑)~
いろいろな作家さん達がゲストで出演されて、その都度脚本を書いてきてくれたら・・・理想的ですよね。
素敵な作品に出会いますように~heart

投稿: サイトー | 2012年7月 3日 (火) 22時40分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« STOP THE SMAP 6月28日 | トップページ | サラリーマンNEO GOLD »