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2013年3月 3日 (日)

桜、ふたたびの加奈子 公開直前スペシャル

cherryblossom儚いからこそ美しい桜をモチーフに、母と子の絆、命の巡り会いの不思議を描いた作品

cherryblossomインタビュー部分
*脚本・演出は、栗村実監督。
2011年公開「飯と乙女」モスクワ国際映画祭で詩的な映像表現が高く評価され、アジア最優秀映画賞を受賞。
世代や立場の違う4人の母親が出て来て、それぞれの人生観の違いが女性にとって感情移入しやすく面白く感じて貰えるのではないか。
(監督は後半でもっと語っていらっしゃいます)

*幼い娘を亡くして深い悲しみにくれる母親を広末涼子さん
迫ってくる緊迫感があって、その重みがこの映画の愛情の深さ・強さであり、それをファンタジーの要素も含めていのちの再生の物語として見せてくれていると思う。
女性的な部分が強く表れている映画でもあるので、女性・母親には感情移入しやすい映画ではあるけれど、命・奇跡・希望・人の命に向き合う物語として観て貰えると思う。
稲垣吾郎さん演じる旦那さんも素敵、でもリアリティのある夫。自分の葛藤や寂しさ、辛さも交えて奥さんを包み込んでくれる旦那さん像、男性にも見てもらいたい。
監督がとてもアーティスティックな部分が強い方なので、独特のカメラワーク、音楽など満足して貰えるのではないでしょうか。


*妻を支える夫信樹を演じるのが稲垣吾郎
とても不思議な印象。
サスペンスなのかホラーなのかヒューマンなのか、ジャンル分けする事もできないような独特の世界観の映画。
今までいろんな作品に出させてもらったけど、想像もつかない作品。

cherryblossom作品にちりばめられたエッセンスから「桜、ふたたびの加奈子」の魅力を監督に聞く。

*母性~母から子への思い
母親・女性という役は、自分は実感としては分からない部分なので、想定したものを遙かに超えて(4人の母に)体現してもらった。

*クラシック音楽~心に響く音楽
観ているだけでも楽しめるが、少しだけ自分から理解しようとする努力をしたら、もっとすごく5倍10倍楽しめるようなものにしたかった。
クラシック音楽ってそういう所があると思うので、そういう事でもクラシック音楽を使いたいと思った。
音楽を担当したのは、監督と10数年来の付き合いのある佐村河内守さん。
音楽を作る時の心情として佐村河内さんの「闇が深ければ深いほど小さな光が綺麗に見える」という姿勢を伺っていて、佐村河内さんの音楽がこの作品に合うに違いないと、かなり前から思っていた。
ロケ現場に佐村河内さんがいらしている映像もありました。

心理的な部分をより一層深いものにしてくれるような音楽だと感じた(広末)。

*桜~美しい桜の花・・・映画の中で象徴的に描かれている。
日本人に特徴的な美意識として”儚いものを美しく思う”、儚いものの美しさを映像で表現したいと思った。そのために桜を象徴的に使っている。
儚い桜をモチーフに日本の四季を描く。

*環(わ)
テーマの一つとしての「循環」
桜の花は咲いて散って翌年咲いてを繰り返し、人間も子供が生まれて成長して亡くなって新しい子供が生まれてくるという循環で動いているという事を映像で表現するために映像のモチーフとして「環っか」を使っている。

penとても「女性に贈る」を前面に全面に押し出した番組になっていましたが、監督はご自身がお母様やお友達を亡くした時の喪失感から作っていった作品なのだそうです。
全く女性を意識しないで作ったそうですので、是非男性も観て下さい!と呟いていらっしゃいました。

clip吾郎ファン的ポイント
*メイキング映像
戸外ロケでみんなダウンを着込んでいる中、デッキチェアに日傘を差しながら優雅に座っている吾郎。

*予告には無かった映像
ごく普通のリビング・・・ソファで爪を切る信樹(吾郎)、妻はソファで本を読み向こうでコーヒーを入れる信樹、海辺での家族3人~砂浜には大きな円(環)が描かれている。
そして電話をかけている喪服美人の吾郎(Hさん、頂いちゃいました!)
等々、他にもありましたがネタバレすぎるので止めておきます。

桜の映像と音楽がとにかく美しくて心打たれました。
広末さんがとても美しい、そして今まであまり見た事のない吾郎がいて、信樹がどのような夫なのか少しの映像で分かったような気がしました。
映画公開がとても楽しみです。
あと1ヶ月と少しsign03

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コメント

サイトーさま

公開直前スペシャルの感想を上げていただき感謝です。公式の予告を観ただけで何か込み上げてくるものが抑えきれない状態です。監督自ら脚本を書かれ、音楽にも拘りをみせていられるのでそれだけでも楽しみです。突然子を亡くした母の悲しみ、それは父親も同じことですよね。悲しみにくれる妻を支えていく夫!これは世の男性にも観てもらいたい映画だと思います。

何処にでもいる夫婦、普通の夫婦をあくまでも自然に演じることは確かな演技力がないと難しいですね。そんな夫婦を吾郎と広末さんが好演しているとか・・・満開の桜、美しい弦の音色と共に良質な映画を心ゆくまで楽しみたいと思っています。

投稿: さやか | 2013年3月 3日 (日) 21時01分

cherryblossomさやかさま
コメントありがとうございます。
公式の予告、いいですね。私も毎日観に行っています。
そして今回この番組を見て、監督のこだわりを知る事ができ、ますます公開が楽しみです。
>何処にでもいる夫婦、普通の夫婦をあくまでも自然に演じることは確かな演技力がないと難しいですね。
確かにそうですよね。いつもとは少し違う吾郎が、普通の父親を演じていました。
妻役の広末さんとはまた別の種類の哀しさに包まれた姿は、本当に幅広い役者さんになったなぁと心から思いました。
次々といろいろな役を演じていく吾郎を追いかけるのは、幸せですね。

投稿: サイトー | 2013年3月 3日 (日) 23時19分

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