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2015年8月 9日 (日)

ゴロウ・デラックス 8月6日

bellゴロウ・デラックス恒例、芥川賞・直木賞受賞作家さんがゲスト!
153回芥川賞受賞 羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」
            又吉直樹「火花」
153回直木賞受賞 東山彰良「流」
そして恒例の吾郎からの花束贈呈。
受賞の記者会見で最初に3人で会ったとき以来の3人豪華勢揃い。
又吉さん曰く、「定期的に3人で会いたい」

今回は特に話題になり、授賞記者会見の時はマスコミの数も通常の3倍だったとか。
会見は羽田さん・又吉さん・東山さんの順。
羽田さんも東山さんも、マスコミの注目は又吉さんだった事を感じてしまったようで(苦笑)・・・お笑いに興味の無い私にとっては、ああそういうものなんですか、という感じなのですけど。
でも、先日電車の中で若い大学生くらいの男子が「芥川賞が~」「又吉が~」のような話をしていたので、やはり名前の知れた人の受賞というのは、出版界の活性化とかいろいろ意味があるのだなと思いました。もちろん、又吉さんにその才能があることが前提ですが。

そして恒例の「受賞の連絡を待つ間」の話(笑)・・・個人的に大好き。
沈黙を埋めるため話が長引くのを避けるため、たいした事のない直ぐ終わる話をするそうです。受賞を待つ経験はないですが、なんとなく分かる居心地の悪さ・・・
又吉さんはホテルのバーで、東山さんは六本木のバーでテキーラを飲みながら、羽田さんは銀座のカラオケ店でメタル・ハードロック中心にカラオケをしながら待機。

受賞した場合~日本文学振興会(芥川賞・直木賞を主催する団体)
落選した場合~編集者さん
からの電話というのが定説だそうですが、

羽田さんが聞いていたのが
固定電話~当選
携帯電話~落選
・・・で、掛かってきたのが080からの電話、そして「先ほど先行が終わりまして・・・あの・・・」と申し訳なさそうにかかってきたので、てっきり落選かと思ったら、当選だったという話も面白かった。

大学教員でもある東山さん、学校では何も言っていなかったけれど発表後は生徒達が黒板いっぱいにメッセージを書いてくれたり花を持ってきてくれたり~というエピソードもこちらまで嬉しくなりました。

clip意外な一面
東山さん・・・映画「NARUTO」の脚本を担当
羽田さん・・・18歳の時「バク天」で視聴者投稿コーナーで、ごま塩のゴマと塩はどちらが多いかを数えるという試みでVTR出演
吾郎:「何してんのsign02(笑)」

bookゲストの方それぞれに今回の課題図書も読んでもらってきての感想
*「火花」
羽田:「細部のテクニカルなところが凄いと思った。空間描写から主人公の性格までが一瞬で分かる。小説家としての描写の運動神経が鋭い。以前からお薦めの本として紹介していたので、選考委員の方々凄くセンスあるなと思った(笑)」
東山:「何気ない会話の中に葛藤があり火花が散った」

*「スクラップ・アンド・ビルド」
12年くらい前、祖母を病院に見舞いに行ったときに見た老人の叫びが強烈に印象づけられ「介護」について考えさせられたのがきっかけで書いた小説。
又吉:「介護についてユーモラスに書かれているところがあったのも印象的」
東山:「目先の優しさだけ与えていては困る~というような事をユーモアも交えて書かれている」

*「流」
選考委員の北方謙三氏「20年に1回というくらいの良い作品。台湾という国の複雑さをきちんと踏まえながら、汗の匂いがするし血の色がするし暑い太陽の光がある欠点のつけようのない青春小説。満票です」
羽田:「現代の日本とは違う国・違う時代の大きな物語を描いているけれど、ミクロな視点から丁寧に描いているのが凄い。若者にとって何が大切だったかという視点で大きな物語を描写していうので、自分の事として読めていける」
東山:「普段は海外の小説を読む事が多いが、良い作品を読むと行った事のない国でもノスタルジーを感じる事ができる。そういう作品を書きたい」
又吉:「街の描写、街の雰囲気が分かってくる。世界で読んで欲しい」

受賞作家さんがそれぞれの作品を読んで感想を言い合うなんて、すごく貴重なシーンだと思うけど、それを毎回お願いしてしまうゴロウ・デラックスって凄い。
羽田さんは書評も書いているそうで、さすがに饒舌でなるほどという感想でしたし、何か皆さん敬意が込められていてとても良い時間でした。
今回はゲストが3人という事で、せっかく出演してくださるなら一人一人とじっくり話を聞きたいと思ったのですが、受賞作家3人が集まってそれぞれの作品について語るなんて、滅多にない機会ですもの素晴らしいheart
恒例の朗読も吾郎の感想も聞けなかったけれど、これはこれで良かったと思いました。
何より受賞会見以来初めて会ったお三方が、楽しく率直にそれぞれの作品について語れる雰囲気を作ったのはスタッフはじめMCの二人の力だと思います。
最後の羽田さんの言葉が、ゴロウ・デラックスに出ての気持ちを語っていますよね。

羽田:「いい話が出来て、こんな・・ちゃんと・・・」
「3冊セットで買って欲しい」

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