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2015年11月13日 (金)

ゴロウ・デラックス 11月12日

今週のゲストは古井由吉さん。
1971年芥川賞受賞。以後44年間純文学最高峰であり、文学界の中心人物に。
「この歳でまさかTVに出るとは」とおっしゃってましたが、TV初出演なんでしょうか。
とっても穏やかそうな優しい方。

book今週の課題図書:「雨の裾」
~老境の男がつれづれに遠い日の記憶を想う幻想的な小説
古井:「七面倒くさいでしょ」
吾郎:「面倒くさくはないですよ。気配というか匂いというか、ちょっと惹かれるものがあって」
古井:「僕だって人のもの読んでいる時に、そう分かるわけじゃない。わかるわからないと惹かれるとは別のこと。分からないところに惹かれることもありますしね。」
・・・曖昧なニュアンスでわかり合っている感じがとっても心地よい空間でした。
これがゴロウ・デラックスなんだな・・・と。

古井さんを師匠と扇ぐ又吉さんとは対談などもして、先生と又吉さんは一緒にお酒を飲んだりする関係。
初めて会った時に、話が舞台の上の話になったそう。

古井:歌舞伎役者もお笑い芸人も役者。
歌舞伎役者は役者として演じなければならないが、役割の人物の先先の運命を分かった上で演じている。演者としては分かっていないように。この面白さ。
これは机の前も同じこと。

吾郎:「舞台などでも、それを感じる事が一番の快楽でもあり、やりがいでもあり・・・」

house又吉さんと外山さんは、古井さんのお宅訪問。
広い書斎には日本文学だけでなく、ドイツ語、フランス語、ギリシャ語の本が並び、芥川賞受賞した時に買ったという大きな立派な机が。
その後リビングに移動。
お孫さん達が偵察に来たり奥さまがお酒だけでなくお料理まで出してくださったり、穏やかなお人柄の先生らしい温かなお宅でした。

book先生と吾郎と外山さんの3人で「雨の裾」を朗読。
こんな贅沢な番組ありますでしょうか!
先生がお読みになる「雨の裾」味わい深くてとっても良かった。
そして、こんな純文学を描いた映画・・・吾郎はとても似合うのではないかと思った。

これから、書きたいものについて、
「小説とも随想ともつかないものを書きたい。
小説というものからも解放されたい。年寄りの繰り言の面白いのを書きたい」

とおっしゃってました。
キラキラと輝く瞳を持った、とっても素敵な方でした。

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