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2015年12月19日 (土)

ゴロウ・デラックス 12月17日

2015年最後のゲストは脚本家山田太一さん。

book今週の課題図書:「夕暮れの時間に」

「結構、難しい所もあったんですけれども、僕が読んでない本の話であったりとか。
すみません、勉強不足でした」

と、最初にお断りして反省する吾郎。どんな本の事が書いてあるのか気になった。

数々の名作を生み出してきた山田さんから、そのこだわりを伺う。

pencilこだわり・その1)日常を描く
*チャエフスキーの言葉「ある男が何故殺人を犯すかより、何故結婚するかのことの方にはるかに刺激的なドラマがある」に魅惑され、犯罪物は書くまいと思ったそうです。
日常の話ってつまらないと思われがちであるけれど、少し立ち入ると一人一人違う。
自分たちが生きている日常、細々した事を面白く書けば、それぞれ思い当たる事がある。
人間は生まれた時から違う、親も選べない、顔も選べない。
「稲垣さんみたいに綺麗ならいいけど」
人は選べないものだらけで生まれてきて育ってきているから、マイナスの世界を経験している人の方がより人間の「不条理」「不公平」が身にしみて、長い目で見ると味わい深い人生になる事が多い。

「ふぞろいの林檎たち」・・・学歴社会に苦しむ若者の日常を描いた青春群像劇

*結末まで想定して企画書を作るような書き方は絶対反対。
演じる役者さんが生き生きと演じられるように書いていくため途中で役が膨らんできたりするので最後まで決めてしまいたくない。

*既存のイメージを裏切る配役
「岸辺のアルバム」・・・不倫をする主婦の役に八千草薫さんをキャスティング。
暗い話なのでTVには向かないと最初は新聞小説だったのを途中でTBSからドラマ化の話があったそうです。さすがドラマのTBS!

81歳になられる山田さん、一緒に仕事をしてきた俳優さんたちが次々に亡くなってしまい、あの人がいないとこのキャラクターが書けないなと思う事が多い。
あて書きが多く、その人の声まで頭に入って書いているので・・・とおっしゃる。
山田:「稲垣さんも長生きしてください」
吾郎:「そういう風に思っていただけるような俳優になりたいですね。やっぱりまだ何年も先だと思うんですけど」

pencilこだわり・日常
健康のため、1日1時間歩く。
こたつで(すごく綺麗に整理整頓されている!)、原稿用紙に鉛筆で書く。
橋田壽賀子さんと同じ原稿用紙だそうです。

pencilこだわり・その2)オリジナル作品を書くこと
オリジナルでストーリーを書こうと思って脚本家になったのに、原作ばかり頼っているのは脚本家をバカにしているという事。
プロデューサーも作家であるべき。何でも作れる立場にあるのに。
脚本家のオリジナリティを尊重しないやり方はその業界がどんどん安っぽくなってしまう。
穏やかな方だけど、ここは強くおっしゃってました。

でも本当にそう思うので、久しぶりにがっつりとした意見が聞けて嬉しかった。
ドラマ制作の場に身を置いている吾郎の真剣な眼差しがいい。

是非、何気ない日常を描いた作品で吾郎が演じるところを見たい!
ドラマとしては推理物とか警察物(FBIとか科学捜査とか)が好きなんですけど、大好きな俳優には、そうでないドラマをじっくり演じるところを観るのが好きなので。

今年最後の放送にふさわしいゲストのお話、とても良かったです。
この振り幅の大きい・・・でも、どんなゲストが見えてもいつもフラットで同じ空気感のゴロウ・デラックス、とっても素敵な番組です。
ずっと続くよう、一言でも感想を送るのは続けていきたいと思います。

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そうそう!あんなに気にしていたフラワーカンパニーズの武道館公演が今日でしたね。
吾郎からのお花も届いていたようです。良かったheart

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ゴロウ・デラックス」カテゴリの記事

コメント

サイトーさん、こんにちは
遅ればせながらゴロデラを拝見しました。
ふぞろいはリアルタイムで観ていて、岸辺のアルバムは噂には聞いている世代、山田太一さんの貴重なお話が聞けて共感できることも多く有意義でした。
最近、ドラマの脚本が壊滅していたり、役者さんの演技が破綻してるのに遭遇することが多くてドラマからどんどん気持ちが離れていく一方なのですが、その原因の一つが原作モノに頼り過ぎていることだと改めて気付かされました。
例えば岸辺のアルバムの国広さんは決して上手じゃないけど彼の持ち味が活きるように脚本が描かれているから魅力的ですよね。原作と似ても似つかない役をやらされ、悲惨なかんじになっている人が多過ぎて気の毒です。
ドラマに関しては思うところがあり過ぎて、山田さんが代弁してくださって少しだけスッキリしました。

吾郎さんは強くリードするタイプのMCじゃないし、ゲストの話を肯定するだけで大丈夫かしら?と途中で不安になるくらいでしたが、結果として山田さんの本音を引き出していたから、これはこれで正解なんでしょうね。あんまりいないタイプのMCだからファンなんだけど戸惑うというかハラハラするときがありますw ぐいぐいいかなくて大丈夫かしら?みたいなw
ぐいぐいいかない心地良さ、ゆるさが信条でしょうけどね。


すみません、毎度毎度のどうでもよい話。
松竹映画『殿、利息でござる』の予告画像で
伊達のお殿様役の役者さんが首から下しか映ってないんですが
あれ、吾郎さんじゃないですよね?
私は素人なんで何回観ても判別できませんでした。
吾郎達人の皆さまに観ていただいて、違うと断定いただけるとスッキリしますので、どうかご判断をよろしくお願いしますw
おしんの会社と刺客の会社とが制作した作品でずっと気になっているのです。
それから、年末、スマさんの露出が少な目なのは某メンバーが何とか共和国で撮影していて撮影日程も変更になったりして5人揃わなかったからと思います。つい陰謀論に結びつける人が多いですね。私も気を付けます。まあ陰謀はなくはないですが、今回はスマさん側事情と思われます。

投稿: yurara | 2015年12月22日 (火) 01時17分

appleyuraraさま
コメントありがとうございます。
最近のドラマも映画も本当に面白そうなものがなくて~
新作情報などを見ていても、同じような顔ぶれで人気原作の映像化ばかりで観たい!と思わせるようなものがなかなかないですね。
日本のドラマ、ほとんど観ていません。

ゴロウ・デラックスって、何故座り位置がゲストの前に吾郎さんではないのかな・・・と思っていたのですが、あの方がゲストは結構気が楽になるのかもしれないと最近気付きました。
後半になるにつれ、ゲストの方が積極的にお話するようになる。
なかなか考えられていると思いました。
吾郎さんのMCは決して結論を方向付けたりしないので、それはそれでかえって進行も編集も難しくなると思うのですが、スタッフもすごく優秀だなぁといつも思います。
私も山田さんの発言ですごくスッキリしました。
でも脚本家が自分の思うように書かせて貰えない→ゲーム制作の方に行ったりしてヒット→ドラマ・映画化・・・とかだったら皮肉っぽくて面白いですね。

映画の予告映像、見てきました。
最初に出てくるお殿様ですよね、達人ではありませんが、手が丸いような(笑)気がしますが・・・
年末のスマ事情もありがとうございました。
(でもやっぱり陰謀はこわいです)

投稿: サイトー | 2015年12月22日 (火) 20時08分

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