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2016年2月21日 (日)

ゴロウ・デラックス 2月18日

book今週の課題図書:「夜中の電話」 井上麻矢
父井上ひさし最後の言葉~2009年、ガンで闘病中の父から夜中の電話がかかるようになった

ゲストは井上ひさしさんの三女、劇団こまつ座社長の井上麻矢さん。

”芝居っていうのは、出来ていないのに切符を売るわけでしょ。信用ですよ、全部信用で。一つ間違えれば詐欺ですよ。お客さんにしてもこの作者とこの演出家とこの役者でね、この人が絡んでいるからこれはいい芝居になるはずだと思って、まだ内容わからないのに切符買うでしょ?これ、賭けなんですね。いらっしゃっていい芝居だったら、やっぱり賭け当たったって・・これが芝居の基本ですね。(井上ひさし談)

【井上ひさし作品】
「ひょっこりひょうたん島」脚本とテーマ曲作詞
「ひみつのアッコちゃん」テーマ曲作詞
「ムーミン」テーマ曲作詞
小説「手鎖心中」1972年直木賞受賞
小説「吉里吉里人」1981年180万部大ベストセラー
舞台「道元の冒険」1972年岸田戯曲賞(演劇界の直木賞)

井上ひさしさんは毎月の本代が凄くて、少なくて300万円多くて700万円くらいの時もあったという。
吾郎:「今だったらamazonとかで買ったらamazonポイントが凄い事に・・・」

”むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをゆかいに
ゆかいなことをきまじめに
書くこと 
(書斎に飾ってあった言葉、井上ひさしさんの座右の銘)”

吾郎:「エンターテインメントの究極だよね」

井上ひさし作「組曲虐殺」の映像を観る。
真剣な眼差しで観る吾郎、見終わって「芝居観たくなりますね~」
シリアスな劇でも、どこかに笑いを入れる事が得意だった。

”笑いは人間が絶体絶命の中でも、手にできる希望のかけらであり、笑うことで、いい方向へ気持ちが向かうこともある。(夜中の電話より)”

2011年吾郎主演舞台「泣き虫なまいき石川啄木」も井上ひさしさんの作品。
シスカンパニーの北村社長は、井上ひさしさんが病に倒れたと聞いたらすぐに直接電話をしてきて「吾郎さんでこれをやりたいわ」とおっしゃってきたそうです。
2010年にお亡くなりになったので、吾郎の舞台を観ることはできなかったのが残念ですが、このオファーへの経緯がTVで語られたことはとても嬉しい。
*ゲストの井上麻矢さんはシスの北村さんと、この「泣き虫なまいき石川啄木」のパンフレットで対談をされていて、当時何回も何回も読み直しましたっけ。先日ゲストに出られた枡野浩一さんもこのパンフレットに書いていらっしゃる。どんどん繋がるゴロデラの輪!

井上さんの脚本は長台詞が多いけれど、言い回しが歌を歌っているようにリズムとか呼吸とか間合いとか、喋ってて気持ちよくなってくるそうです。

event1983年 井上ひさし作品だけを上演する劇団「こまつ座」を立ち上げる。
亡くなる前の年に麻矢さんが引き継ぎ、今に至る。

井上ひさしさんの最後の言葉を綴った「夜中の電話」
私的なものではあるが、多くの人に響く言葉だという事で書籍化した。

吾郎が中でも響いたという言葉
”いい芝居を見た後、「自分の人生はそんなに捨てたもんじゃない」と思い、
さらに自分の人生が、何だかキラキラしたものに感じられる。そんな芝居を作りたい
(夜中の電話より)


吾郎:「生意気ですが、僕もすごくそういう風に思う。それってお芝居の良さであって、そういう風に自分も見に行って思うし、そういう風に思ってもらえたら、こんなにやってて良かったなと思えることはなくて。
麻矢:「いい芝居はなかなか皆さんロビーから帰らない。悪い芝居、見ててご覧、あっという間に帰っちゃうから、ってよく言ってました」

telephone離婚騒動で疎遠になってしまった父と娘、20年後、ガンで闘病中の父から電話がかかってきた。話しているうちに20年間のわだかまりも消え、それから毎晩電話がかかるようになった。留守だと留守電にもメッセージが入れられていて、今でも麻矢さんは嫌なことがあった時、お父様からの留守電を聞くのだそうです。
「麻矢くん、えっと・・・用事は別にありません」で始まり、「以上で、何の用事もありません・・・ではでは」で終わるメッセージを番組で聞かせてもらいました。
目を瞑って聞いたいた吾郎「シャイな方なんだな・・・」と。

”言葉はお金と同じ。一度出したら元に戻せない。
だから慎重によく考えて使うこと
(夜中の電話より)

今週のゴロウ・デラックス、こまつ座の社長であり井上ひさしさんの三女である井上麻矢さんがゲストだったので、舞台の話が多くて吾郎ファン的にはとてもタイムリーだった。
井上ひさしさんも一緒にゲストで出ていらっしゃるようなとても温かな30分、吾郎が本当に舞台が好きなのが伝わってきたし、全体に素敵な言葉に溢れていた。

clipゴロウ・デラックスへのご意見・ご感想は公式サイトから

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コメント

井上ひさしさんの言葉は、どれをとってもそのお人柄が分かる素晴らしいものでしたね。舞台を観て「人生捨てたものでは無い」と思うように、このゴロデラを見ていると、同じように思えます。ゲストで出られる方達の会話から滲み出てくる品性の良さ、人間性の良さに、吾郎さんは本当に良い人達に囲まれてお仕事が出来て良かった!とホットします。

醜悪な人間関係とそういう場面を見せつけられたからか(未だに胸が痛みます)「夜中の電話」の父娘の情愛、それも何の気負いも無い自然体の麻矢さんとひさしさんの優しい触れ合いに心洗われるようでした。人間性の違いはどこでこうも差が出来てしまうのだろうと、考えさせられた内容でした。またご縁があったら、麻矢さんと吾郎さんで井上さんの戯曲を企画制作してほしいですね。素敵な人の周りには素敵な人が集まる・・・を立証してくれるようなゴロデラがずっと続くよう要望、感想はきちんと出して行きたいですね。予告で、麻矢さんが「吾郎さんのようになりたい」と言われていたのですが、どういう流れからの発言なのか、カットされていて、それだけが残念でした。

投稿: あや | 2016年2月23日 (火) 21時06分

bookあやさま
コメントありがとうございます。
舞台中のこの時期にこの本、本当に嬉しかったです。麻矢さんも素敵な方で、是非井上ひさしさんの舞台を吾郎さんと一緒に企画・実現して欲しいです。
ゴロウ・デラックス、なんて素敵な番組・・っていつも思います。
きちんと課題図書を読み込んでくるからこそ、どんな風にも対応できるのでゲストの方にお話を任せられるのですよね。
ゴロウ・デラックスを観ていると、今まで先入観であまり好きではなかったような方も良い所が必ず見つかって好きになります。

今日、こんな記事を見つけて嬉しくなりました。
新聞・出版社の書評まとめ読み!読書家のための本の総合情報サイト BOOK BANG に今週のゴロウ・デラックスについての記事がありました。http://www.bookbang.jp/article/508166

少しでも、本好きの方にこの番組が知られるようになったら良いのに、と思います。

>予告で、麻矢さんが「吾郎さんのようになりたい」と言われていた
・・・これは是非、未公開映像として、後で見せていただきたいですね。のぶみさんの絵本と共に、久しぶりに未公開SPもやっていただきたいと思いました。

投稿: サイトー | 2016年2月23日 (火) 22時52分

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