« STOP THE SMAP 7月14日 | トップページ | STOP THE SMAP 7月21日 »

2016年7月18日 (月)

ゴロウ・デラックス 7月14日(#212)

今週は祖父江慎さん第2弾sign03

artブックデザイナーになったきっかけ
子供の頃から絵が好きだった祖父江さんは多摩美術大学に入学、先輩のしりあがり寿さんに漫研へ誘われ、しりあがりさんのデビュー作「エレキな春」を作り新人漫画家として異例のヒット。
その後、ブックデザインのオファーが次々に来るようになった。

本を読んでいてもテレビを見ていても文字の書体などが気になって内容が入ってこない、だから本を読むのも遅くなるという祖父江さん、いつも頭の中は本のデザインなのでしょうか。ちょっと気付かないようなところで書体などを工夫したり、隠れたところに楽しい遊び心をしのばせてみたし。
気がつかなくてもいい、微妙に違うかもしれないというそよ風くらいの異質感でよいそうです。

pencil個性溢れるデザインの原点
日本の文字の組みが好きで研究のため「坊ちゃん」を集め始め、やがて祖父江さんの事務所の本棚には、大正3年初版本に始まって手の平に乗るサイズから大きな文字のものまで、さまざまな「坊ちゃん」がズラッと並んだ。
「吾郎さんにぴったりじゃない?」と取り出してくださったのは、お風呂用「坊ちゃん」。
吾郎がお風呂で本を読むのを知っていたの!?スタッフから教わったのかしら。
「夏目漱石の本をいつか作りたい」と思っていた祖父江さんに2014年その機会が訪れた。
デザインの依頼がきたのは「こころ」。0714
片手で持って読める本をめざした。

西洋ではテーブルに本を広げて読む習慣があるので、表紙は厚く硬い本が多いが、アジアでは手に持って読む事が多い。更に現代人はスマホを初めとして片手で持つ事が多い。
祖父江さんの仕事にはそういう生活習慣も考えての工夫されたデザインも数多くある。

右画像のように「ノド」のところを広く取って、
片手で本を持って読めるようにした。

「ノド」なんて言葉、初めて知りました。

祖父江さんの本に対する考え方~
本は読者が好きなように扱って良いと思う。読んだだけ、汚れてくるような本が好き。
あまり大事にされて誰の本でも同じ本よりも、書き込んだり汚したり破ったり、その人なりの本で良いと思う。

本の寿命というものを考えて作った本が、よしもとばななさんの「ベリーショーツ」
本が愛されてたくさん読まれて壊れた時にだけ見れるノドのウラに印刷してある仏さまのイラスト=ノドボトケ(笑)。
「シャレが結構お好きなんですね」と吾郎。

sandclock印刷実験
とどまるところを知らない祖父江さんの探究心、今までインクに混ぜて印刷に使ってみたものとして、酢醤油・カレー粉・著者の生ヒゲがあったそうです。
現在は薄いゴムシートとか、ブラックライト印刷などを実験中。

shadow祖父江さんにとってのブックデザインとは
無理して作るという感じじゃない。
デザイナーがやり過ぎると内容が消えていってしまう。
ほどよい具合にテキストが形になることをお手伝いする助産師的な立場。
本は著者のものでデザイナーのものではない。

祖父江さんのお話から本に対する愛情が静かに伝わってきました。
読者が読みやすいように、作品により愛着を持てるように、様々な工夫を凝らし気がつかないところにまで遊び心を入れ、唯一無二の本を作る。
でも本は作家のもの自分はあくまでデザイナーであるから、目立ちすぎてはいけない、助産師的な立場を大切にする~そしてデザインされた本を愛おしそうに眺めながらちょっと自慢する(カワイイ)。
あくまで主役は自分でないから~という気持ちは、ゴロウ・デラックスという番組の持つ心に似ていると思った。
番組を見ていて感じる行き届いた前準備、決してゲストより前に出ないMC、無駄のない編集と使用曲の多様さ・・・などなど。

book今週の課題図書:「祖父江慎+コズフィッシュ」51qpsbuttvl_sx376_bo1204203200__2

早速購入しました。
コズフィッシュ設立当時のものから現在まで、今まで手がけたデザインデータが載っています。
デザインの画像を眺めているだけでも楽しいし、いろいろな工夫も細かく書かれていて飽きない。
というか、情報量が膨大過ぎて全部読み終える日は来るのか・・という感じです。
SMAPファンで言うと、1994年年末から95年にかけてベストアルバム「COOL」の雑誌掲載された告知広告が面白い。
一つの商品について、同じデザインは1回きりで14種。
こういう斬新さ・贅沢さがSMAPらしいなと思った。
キャッチコピーも面白いです。
面白いなと思ったものの一つ

”レコード店でSMAPのCOOLをくださいと言いにくいインテリ姉ちゃんの方は、エスエムエーピーとかのクールとかってください、とわざとボケるといいです~妹のためにSMAPを買うフリをしよう運動”
・・・「祖父江慎+コズフィッシュ」より
・・・今までジャニーズに興味の無かった層のお姉様方にもSMAPの人気が浸透していった現象がよく表れていると思いました。

loveletter番組へのご意見・ご感想はこちら

|

« STOP THE SMAP 7月14日 | トップページ | STOP THE SMAP 7月21日 »

ゴロウ・デラックス」カテゴリの記事

コメント

「ゴロウ・デラックス」を見る度に知らなかった事が多すぎて恥ずかしくなります。今回もゲストの祖父江さんによって新たな本の楽しみ方を教えて貰いなした。本当に本を愛していられる方ですね。着物が好きな方が裏地に凝るように、見えない所に拘りを持つ、まさに職人技ですね。

その天才肌ともいうべき祖父江さんの感性を共有して、的確なコメントを残す吾郎さんも只者では無いですね。長年この道の第一人者として活躍されてきた専門家の意図するものを瞬時に理解して、祖父江さんの言わんとする事を補えるアイドルなど他にはいませんよね!!吾郎さんの多方面に亘って積み重ねてきた知識、磨いてきた感性の賜物でしょう。だから、様々な分野の重鎮に認められているのだと感じました。重鎮の方達は、ちょっと話しただけで、相手の人となりが分かると聞きます。稲垣吾郎だから出来る番組です。

普通テレビではお目にかかれないような方達が挙ってこの番組に出演してくださるということは、吾郎さんの功績によることが大きいでしょうね。コズフイッシユ、早速取り寄せようと思っています。

これからも、視聴者の知らないところに切りこんで、益々、楽しませてくれる事を期待しています。

投稿: あや | 2016年7月19日 (火) 11時15分

appleあやさま
コメントありがとうございます。
今までもまあまあ本は好きでしたが、ゴロウ・デラックスで今まで読まなかったジャンルの本も読むようになり、更に今回祖父江さんのお話で本の新たな魅力を知りました。
まさにゴロウ・デラックスに相応しい回でもありましたね。
>長年この道の第一人者として活躍されてきた専門家の意図するものを瞬時に理解して、祖父江さんの言わんとする事を補える
・・・それを何でもない顔をして普通に言うのですからすごいですね。
基本的に「予告」がないのも好きです(笑)。
今では簡単にネットで調べられるので、そんな事に時間を費やさず、毎週限られた時間いっぱいを使って本編を流すという意識~スタッフの自信も素敵ですね。
この番組は本当に大切にしたい!
稲垣吾郎だから成り立つ番組ですよね。

投稿: サイトー | 2016年7月20日 (水) 00時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« STOP THE SMAP 7月14日 | トップページ | STOP THE SMAP 7月21日 »