« STOP THE SMAP 9月22日 | トップページ | 雑誌など »

2016年9月26日 (月)

ゴロウ・デラックス 9月22日(#222)

今週のゲストは、映画監督と作家の両方で活躍されている西川美和さん。

2003年「蛇イチゴ」28歳で映画監督デビュー
2006年「ゆれる」9ヶ月のロングラン上映で大ヒット
2009年「ディア・ドクター」日本アカデミー賞最優秀脚本賞・ブルーリボン賞監督賞
2012年「夢売るふたり」高崎映画祭最優秀監督賞・日本アカデミー賞最優秀女優賞


長編映画では一貫して、原案・脚本・監督を務める。
執筆した作品は2度の直木賞候補に。

映画が大好き・文章を書くのが大好き、「本業は映画監督です」と言い切る西川さんにとって、大学時代の就職活動で是枝裕和監督に出会ったのが映画監督になったきっかけ。
映画不況の時代だったが映像関係の仕事に就きたいと受けた会社は不採用になってしまったが、面接官だった是枝監督から直々に「手伝ってくれないか」と連絡があり、就職活動を止めて是枝さんの下に入った。

助監督時代、是枝監督に言われた事はただ一つ「1日でも早くシナリオを書け」
「蛇イチゴ」の脚本を持って行ったら「絶対に20代のうちにしか撮れないものがあるから、自分で監督をしてみたら?」と言われ、自分で監督することになった。

shadow是枝裕和監督から~助監督としての西川さん
精神的にタフ、現場のスタッフ受けもいい。いつも脚本に意見を言ってもらっていた。
「あれだけ書けて、あれだけ撮れるってなかなかいないじゃないですか」

西川さんは、映画を元にして小説を書く。
映画「ゆれる」→小説「ゆれる」三島由紀夫賞候補
映画「ディア・ドクター」→小説「きのうの神様」直木賞候補
映画「夢売るふたり」→小説「みどりの春」
小説「永い言い訳」→映画「永い言い訳」

シナリオになっているのは、物語のほんの一部。
人物を描く時は生い立ちから全部準備しているが、時間が限られている映画にするには全部入りきらない。その入りきらなかった分なども小説にしていく。

book今週の課題図書:永い言い訳
きっかけは東日本大震災、どんな人でもある日突然生活が奪われたり家族と別れたりする事が本当にあるんだな、後味の悪い別れ方をした人達がいるんだろうなと思った。

朗読:自意識の塊のような主人公の人間性がよく表れているシーンを朗読。
この感じ悪い(笑)主人公の台詞を嬉々として読む吾郎。
外山さんも上手だし、ラジオドラマを聴いているような感じ。
監督はもう目を瞑って聞き入って嬉しそうに笑っているし・・・
読み終わった時「言ってそう(笑)・・・稲垣さん」と監督。
「言ってそうなパブリックイメージなだけじゃない!本当の僕の事なんて、誰も分かってないよ!世間のパブリックイメージ通りに演じただけだよ!いいよ、どうせ僕なんて(笑)」と怒ってみせる吾郎。
外山さんと監督、大喜び。

外山:「読ませていただいた時に、何か吾郎さんっぽいなと思ったんですよ」
吾郎:「僕もちょっと思った」
西川:「かなり近いです・・・面白かったです、新鮮だなぁ、既にやったシーンやっていただくの」

映画は主人公の視点は主軸になり物語が描かれているが、小説はさまざまな登場人物の視点も描かれている。小説は読む人に許されている時間で読んでもらえるが、映画は時間の制限がある。

pencil創作ノート大公開
人物設定も綿密に構想、家系図、家の間取り、登場人物の家の位置なども想定、細かくノートに書いていく。

chair監督にとっての映画と小説
映画は妻、小説は愛人
映画って家だと思う、自分が背負うと覚悟して、たくさん(関わっている)人がいるし、お金もかかる、家長のような役割をして背負っていくもの。
小説はすごく楽しい。小説を楽しいと言っていられるのは、小説を軸にしてないから。映画を軸にしているから、小説が気楽だとか楽しいと言っていられる。その楽しさが自分にとってすごく大切。

pen「映画は妻、小説は愛人」ときっぱり言い切る監督がすごくかっこよかった。

見た目はチャーミングな美人で、おっとりした感じなんだけど、現場ではバリバリお仕事をされるんでしょうね。是非いつか吾郎さんとお仕事を一緒に!

今回は是枝監督がコメントを下さいましたし、今までも過去に出演してくださった方が新しい番組ゲストのためにコメントを下さる事が何回も。
番組の収録が楽しくて、お願いするスタッフさんも優秀だから、皆さん引き受けてくださるんでしょうね。
本当にスタッフにも恵まれた素敵な番組に育ちました。
これは何としてでも存続させていかなくてはなりませんね。

clip番組HP内からメール
〒107-8066 港区赤坂5-3-6 TBSテレビ「ゴロウ・デラックス」 
〒107-8066 港区赤坂5-3-6 TBSテレビ制作・編成 (御中)

ベストアルバム「SMAP25YEARS」の宣伝が、独自の映像で入りました。
「大切なアルバムだから、どんどん応募してね」と。

clip次回は10月20日、ゲストは桂歌丸師匠。楽しい企画も用意されているようです。

|

« STOP THE SMAP 9月22日 | トップページ | 雑誌など »

ゴロウ・デラックス」カテゴリの記事

コメント

今回もとても興味深いお話が沢山聞くことができて、とても充実した30分でした。

原案、脚本、監督を手掛けるって凄いですよね。原作ありだと小説を読み進む内に無意識に登場人物のビジュアル等を脳内に作り上げてしまうことがあります。作品になってみて自分の思い描いていたものと違うとがっかりしますよね。特にアニメの実写版は・・・映画作品ができてからの小説化は、先に作品を観ているので、小説の中にスッと入って行けそうに感じました。映画作品も、テレビドラマも以前は原作者が脚本も手がけていましたよね。ゴロデラゲストの山田太一さんもオリジナル作品を強調されていました。

西川さんは本業は監督ときっぱりとおっしゃるように、理路整然としたコメントは素晴らしかったです。特に監督=妻、小説=愛人という表現が分かりやすく、「さすが!」と感心しました。

創作ノートも、直木賞、芥川賞作家の方達が挙ってみせてくださり、ありがたいですね。ノートの表紙から大きさまで皆さんの拘りに個性が出ていて、それらを見せていただけるだけでも凄いことだと思っています。登場人物のイラストから家系図、登場する場所の路線図まで様々な裏付けになる資料が書き込まれたノートを説明付きで見ることが出来るとは、どれだけ吾郎さん、外山さん、スタッフがゲストに信頼されているかが分かりますね!

今回もゲストの魅力が十分に伝わる素敵な時間でした。西川さんの映画作品をきちんと理解し、小説も読みこんで放送に臨んでいるのが分かるMCぶり。ただ、吾郎さんのMCの上手さは、自身が得ている知識を自ら出さず、あくまでもゲストに全てを委ねる質問の仕方と間の取り方が自然に出来る事に尽きると感じています。彼だから出来る事、彼しか出来ない事だと感心して見ています。番組終盤に吾郎さんに向ける西川さんの笑顔が美しく、印象的でした。

最後のベストアルバムのCM!メンバーの番組全て同じかと思っていたら「ゴロデラ」が秀逸だったので、スタッフが頑張ったのだとびっくりしました。

投稿: あや | 2016年9月28日 (水) 07時44分

appleあやさま
コメントありがとうございます。
原案・脚本・監督を全部1人でやるって本当に凄いです。
でも、それが理想なんでしょうね。
最初に思い描いた世界が間違いなく表せる・・・本当に楽しいだろうなと思いますが、西川監督にとっては、家を守る家長のような厳しい仕事なんですね。
その代わり、小説を書く事について語る時の楽しそうな事!

最近、ゲストの作家さんに制作ノートまで見せて頂ける事が多くなって、これもまたゴロウ・デラックスならではの楽しさだと思います。
登場人物の顔の印象や背の高さ、住んでいる家の位置や間取りなどまで細かく設定され、いつも制作ノートは見ていてドキドキわくわくします。

吾郎さんのMCを聞いていると、収録前にしっかりと本を読み込み(読むスピードの問題ではないのです!)映画も観て、それらがきちんと頭の中に整理されているのがよく分かります。
それを前面に押し出さずゲストのお話を最優先にしているところが、品があっていいですね。
番組改編期、次回まで少し日にちが空きますが、しっかりと予告も入り、とても楽しみです。

SMAP25YEARSの宣伝映像、愛があって素晴らしかったですね。
次の放送の時はもうリクエスト投票は終わっていますので、1回だけの為に作られたのでしょうか。
スタッフさんの愛が伝わってきました。

投稿: サイトー | 2016年9月28日 (水) 18時00分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« STOP THE SMAP 9月22日 | トップページ | 雑誌など »