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2017年1月16日 (月)

ゴロウ・デラックス 1月12日(#233)

今週のゲストは、80年代アイドルブームの立役者でもあった作詞家の売野雅勇さん。

book今夜の課題図書:「砂の果実
~80年代歌謡曲黄金時代疾走の日々・・・当時の思い出を綴った1冊
タイトルは中谷美紀さんに書いた曲の題名から。

「砂の果実」は吾郎にとっても思い入れのある曲、当時坂本龍一さんのファンでもありその頃の交流について熱く語る吾郎の話を嬉しそうに聞く売野さん。
歌詞も覚えている程だなんて、作詞者としても嬉しいですよね。

その頃の私は全く邦楽は聞いていなかったのですが、音楽番組で何度もこのMVが流れているのを見て、綺麗な曲だし不思議な歌詞だと思った事も覚えています。やはり印象に残る曲なんだと思いました。

坂本龍一さんの注文が「暗くてその暗さにドキドキする詞」。
太宰治の「生まれてきてすみません」という言葉を思い出してそれを軸にして物語を展開して作った曲だそうです。

【売野雅勇ヒットソング☆ザベストテン】
ザ・ベストテンボードの本物が出てきました、さすがTBS。
*1982年 「少女A」中森明菜

*1984年 「涙のリクエスト」チェッカーズ
吾郎曰く、当時のアイドルは「歌わされている感がない」と。
当時はアイドルの曲がアイドルの「私小説」つまり自分の物語であるかのごとく歌う事が普通になっていて、トータルで一つのパッケージとしての価値として扱われたそう。

チェッカーズの話題から、吾郎がジャニーズに入る時の履歴書に送った写真についての話題が出る。
TVに映ったフミヤさんの前で同じポーズをしている写真、「全国の稲垣吾郎ファンへ!」というナレーション付きで公開。
普段は淡々と本の話をする番組なのに、時々こういうところが吾郎ファンにとっても優しくて嬉しいです。

*1984年 「2億4千万の瞳~エキゾチック・ジャパン」 郷ひろみ
日本の詩歌全集に載ってもおかしくないようなものを書こう!と思って書いたら、できあがってきた曲が「あまりにも俗悪な、世俗的な下世話な(笑)・・(売野さん)」で驚いたが大ヒット。自分の浅はかさ思い上がり傲慢さに気付き、ヒットしないとダメなんだという事を学んだそうです。

*1986年 「六本木純情派」荻野目洋子
打ち合わせをしたのが六本木、六本木の歌にしよう、六本木とは真逆の言葉を付けよう、一人じゃダメ、グループ化しないと~という事で「六本木純情派」というタイトルが出来たそうです。

*1989年 「Somebody's Night」矢沢永吉
矢沢永吉さんの大ファンだった売野さんは自ら手紙を書いたが、24枚も綴られたファンレターになってしまったが、矢沢さんと会う事が出来た。コンサートツアーの合間なのにアルマーニのスーツを着て会ってくださったそうです。
お気に入りの歌詞 
「哀しい絆を 情事と呼んだ・・・・・」
言葉について新しく定義してそれを歌詞に入れ込むのが好き~と楽しそうにお話する売野さんでした。

これほど数々のヒット曲を作ってきた方なのに、偉ぶらない穏やかでお洒落な紳士でお話も面白く楽しい時間でした。
ゴロウ・デラックスでいろいろな分野のゲストのお話を聞くと、歌でもコミックでも何でも大ヒット作というものは単なる運などではなく様々な試行錯誤やデータ分析のようなものの上に成り立っている事が多いという事が分かります。
今まで知り得なかったいろいろな事が分かるのもゴロウ・デラックスの魅力の一つですね。

今回はお話できませんでしたが、
売野さんがSMAPに書いた曲はFlapper(2003年6月25日発売「SMAP016 MIJ」~15枚目のオリジナルアルバム)
シャイでヨコシマなBODY
汗で艶つやのRUBY
ダンスフロアの人波ぬってSEXY

・・・で始まる、とてもセクシーな曲。
今の5人で歌ったら、もっとセクシーでかっこよい曲になりそうだったのに残念。

clipゴロウ・デラックスへのご意見ご感想はこちら
4月以降存続のためにも、どんどん応援のメールやハガキを出しましょう。

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コメント

サイトー様。2017年度も我らが吾郎さんはファンを楽しませてくれますね。
私はこのアイドル世代ドンピシャなので、そもそもアイドル好きでもないのに、歌詞がすらすら出てくることは我ながらびっくりしました。それだけ、私小説風な歌詞が歌い手にあって、ドラマがあったのでしょうね。売野さんもすごく上品な美しい方でしたが、当時は六本木でならしたのかも、という美形で、さぞや少女Aにも誘惑されたのかなと、歌詞が生まれる背景をきいて楽しくなりました。
吾郎さんの砂の果実のコメントも、相変わらずてらいもなく人をほめるひとだなあと嬉しくなりました。
サイトー様がいろいろ呼びかけてくれている通り、やはり、テレビの世界では、様々な顧客の声を聞くべく、ツイッター等も含めたマーケティングをしているようですが、企画側が「これがいい!」と実験的で面白いものをもっていっても、一般受けのバロメーターがなければ、決定権をもつ上層部には受け入れられないようですね。ですからとくにここ数年BS側に面白い実験的な企画が流れているのかなと実感。
吾郎さんは実験的な、or/and 知的な番組がとても似合う人ですから、「不機嫌な果実」の実現と航一さんのキャラの成功は、本当に稀有だったのかなあと、制作陣に感謝ですし、このブックバラエティも本当に声を出して大切に守っていかなければならないなあと肝に銘じました。
面白さに甘えて勝手に大丈夫だと思ってはいけないですね。来週もまったく違うテイストの本を持ってきて、とても楽しみです。

投稿: おとと | 2017年1月17日 (火) 05時15分

1970~1980年代にかけてアイドル全盛期だったようですね。音楽番組も盛んだったようで、そのころは全くテレビを見ていなかったので今回の売野さんのお話は新鮮でした。物凄い数の詞を歌手に提供していられる事にも驚いたのですが、一つの歌、ヒット曲が生まれるまでの過程、それに携わる人達の事も分かりとても勉強になりました。坂本さん、中谷さんのお話も興味深く、「砂の果実」が素敵な曲なのでまたじっくりと聴いてみたいです。吾郎さんは相変わらず、進行が上手いですね。ゲストに十分話をして貰って、とても良いタイミングで的を射たコメントを入れる。秀逸です!出すぎず、引き過ぎず、凄いなぁと何時も感心しながら見ています。

この放送の後、売野さんのtwitterでの呟きに感動したと業界友人がメールで知らせてくれました。

◎ 「SMAPに詞は書いたことがあったけれど吾郎さんとは初めて。シャイで誠実で友人にしたいような男でした」という呟きだったようですね。

売野さんは現在60代半ばぐらいのお年だとか。20歳近く年の離れた初対面の吾郎さんを友人にしたいとの呟きにこれ以上の誉め言葉は無いと思いました。かっこ良いとか、周りへの気配りが凄いとか様々な誉め言葉はありますが、友人にしたいはなかなか聞きません。業界の第一線に長く君臨し、多くの人達を見てきた売野さんからのその言葉は物凄く嬉しく、心に深く残っています。

収録時間の2~3時間の間に吾郎さんを友人にしたいと思う様な彼の誠実さを売野さんは見たのでしょうね。年齢を重ねると、新たに友人と思える人を見つけることの難しさを感じます。それが20歳も年下なら尚のことですよね。

業界友人が感動したのは、「シャイで誠実で友人にしたいような男でした」の部分だそうです。様々な憶測と人々の思惑が交差して真実が何処にあるのかが分からないような世界で、年上の男性から友人にしたいような男と言われる吾郎さんの誠実さを想い最高の誉め言葉だと絶賛していました。

本と作者の紹介に留まらず、様々な人間模様も学べる「ゴロウ・デラックス」!ずっと続いて欲しいですね。そして全国放送も!

投稿: あや | 2017年1月17日 (火) 14時44分

appleおととさま
コメントありがとうございます。
私はドンピシャの時代ではないですが(笑)しかも邦楽聞かなかったのに、タイトルは知っている曲ばかり、凄いと思いました。
>売野さんもすごく上品な美しい方でしたが、当時は六本木でならしたのかも
・・・思いました。さぞモテたでしょうと。そして不良少女から誘惑された事のある少年時代、とっても美少年だっただろうなと。
それにしても、少年時代の経験まで詞にしてしまうその感性・・・私には全く欠片もないので(笑)想像すらできないのですが、次々に浮かんでくる物語~楽しいだろうなと思いました。
唯一無二のブックバラエティ~BS的な番組なのでしょうか、以前ゲストの作家さんが、稲垣吾郎さんのような方が地上波でこのような本の番組をしてくださる事に大きな意味がある~とおっしゃっていました。
吾郎さんも何かにつけてゴロウ・デラックスをずっと続けていきたいと話していますし、ファンとして、読書好きとして番組を大切に、存続できるよう応援していきたいと思います。
来週は町山 智浩氏、映画の話もいろいろ聞けるのでしょうか、楽しみです。

appleあやさま
コメントありがとうございます。
「砂の果実」のお話、面白かったですし、吾郎さんの話の進め方が素晴らしかったです。歌詞をなつかしむように出してきたら、売野さんは本当に嬉しかっただろうなと思いました。
売野さんのツイートありがとうございます!
私もとっても嬉しかったのに書くのを忘れていました。
こんな大御所の作詞家の方が、20歳くらい離れていた年下の人を友人にしたいと呟くって凄い事ですね。
楽しい時間だったのでしょうね。
自分が言いたい事をすぐに分かってくれる、同じように感じたり、逆に自分では思いもしない新鮮な感動だったり~
吾郎さんがものを見る方向とか着眼点ってすごく面白いですし、年齢に拘ったりしない人ですものね。
業界のお友達の貴重なお話、ありがとうございました。
存続と共に全国放送も実現させたいですね。

投稿: サイトー | 2017年1月17日 (火) 21時17分

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