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2017年2月 5日 (日)

ゴロウ・デラックス 2月2日(#236)

今週のゲストは日本でただ一人の時代劇研究家・春日太一さん。02021
という事で、番組オープニングはいつもと違う・・・
東映映画のオープニング映像っぽくしたゴロデラスタッフさんの遊び心が嬉しい。

吾郎の時代劇といえば代表的な作品は「十三人の刺客」
春日さんにも「とても評判良かったですからね」と褒められ、
「僕、芸能生活やってて一番褒められたのが『十三人の刺客』で~」と吾郎。
多くの人があげる代表作があるのは、とても素晴らしい事だと思います。

shadow春日太一さん。
父親の影響で幼少時から「七人の侍」など時代劇が大好きだった02022
日大芸術学部の大学院では時代劇を研究対象に選び、京都太秦の撮影所に半年住み込み徹底した取材を行った。
テレビシリーズの撮影を見学しながらスタッフの仕事ぶりを間近で見て、時代劇を作る上でのスタッフの創意工夫に感動。
その時に貰った数々の古い台本は春日さんの台本コレクションとなっている。
その中には、1963年公開オリジナル「十三人の刺客」の台本も。

book本日の課題図書:鬼才五社英雄の生涯
スキャンダラスで波瀾万丈の生涯、”虚実ハッタリ入り混じった何もかも極端な生き方に惹かれて、どうしても春日さんはこの本を書きたかった。
五社監督は日本放送に入社、後にフジテレビ創立時にフジテレビへ出向、テレビ演出家の道を進む。
黒澤明監督に憧れ、テレビ時代劇ドラマを作った。
テレビドラマ「三匹の侍」が大ヒット、後に映画「三匹の侍」を撮る。日本でテレビ局の局員として初めて映画を作りテレビディレクターから映画界への転身のパイオニア。
当時はテレビより映画の方が上だったので、助監督などスタッフの反発があったが、毎日白スーツで登場し撮影で泥だらけになって一生懸命さもアピール。
映画でも大成功を収め、ヒット作品も次々に作ったが、その後家庭内のトラブルと知人から身の事件で全てを失う。
1982年映画「鬼龍院花子の生涯」02023
復活の作品にかける強い気持ちは台本の書き込みの量からも伝わってくる。
ヒロイン役がなかなか決まらなかったが、夏目雅子さんが自ら名乗り出たというドラマのようなエピソードがある。
この映画で夏目さんの有名な台詞
「なめたらいかんぜよ」は、実は台本には書いてない。
今までアクションの監督だったので、東映内では情念の世界を描いたこの作品を撮れないのではないかと言われていた~そんな中での五社監督の心からの叫びが「なめたらいかんぜよ」だった。

吾郎:「新しい映画もいいけれど、古い映画も見直したりとかも必要。若い人達にも見てもらいたい」
春日:「今と全然違う文化の中で、人間の求めている情念とかワクワクするものってそんなに変わらない~それをとんでもなく本気でやっている人達の世界だから、(今の若い人達も)心を打つと思う。」

春日さんの時代劇に対する熱い思いに吾郎もいつもより情熱的に語り、最後に「感動した」と。

以下は春日さんがゴロウ・デラックスについてTwitterで呟いてくださったものの一部です。

稲垣吾郎さんとは「十三人の刺客」だけでなく「炎立つ」の話もしました。「あれも知ってくれてるんですね!」と、とても喜んでくれました。 あと、最後に「役者のあるべき姿を教えてください」と稲垣さんに聞かれた時の私の返答とか、まだまだ見所はあります。 ただ、放送分も見事な編集でした。

話した内容に対して稲垣吾郎さんはいつも的確なリアクションをしてくださるので、こちらもかなり乗って話すことができました。
 

「ゴロウデラックス」収録終了後に稲垣吾郎さんが食い入るように読まれていたのが、こちら 「役者は一日にしてならず」|小学館 shogakukan.co.jp/books/09379869 先日亡くなられた平幹二朗さん、松方弘樹さんを含む名優16名へのインタビュー集。生き方の参考になる本です。

pen吾郎からの質問「役者のあるべき姿」についての春日さんの返答がこの本だったと思います。
昨年辺りからそして今年に入ってから特に、芝居に対する意気込みを遠慮せずに前に出すようになった吾郎。
「役者は一日にしてならず」を読んでどのように感じたか、これから黙ってお仕事への姿勢で見せてくれると思っています。

 

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コメント

貴重なお話と数々の台本!凄く見応えがありましたね。本当に唯一無二の番組です。唯一無二といえば吾郎さんの「忘文」を懐かしく思い出しました。俳優の田村正和さんが褒めてくださっていたのが強く心に残っています。日曜の朝の5時台に起きて見てくださっているのだと当時感激しましたもの。「ゴロウ・デラックス」も有識者のファンが多いと聞いていますが、この素晴らしい番組を多くの人と共有したいですね。夏目雅子さんは本当に美しい女優さんでした。作家伊集院静さんの奥様でしたが早く亡くなられて・・・生きていらっしゃったらもっと映画界も変わったかもしれないと思えるほど演技力もすばらしかったです。「鬼龍院花子の生涯」のお話も納得でした。

春日さんのtwitterの呟きを教えていただき嬉しいです。吾郎さんは相変わらず聞き上手だし、「役者のあるべき姿を教えてください」の質問と「役者は一日にして成らず」を食い入るように読んでいた吾郎さんの真摯な姿勢にちょっと胸が熱くなりました。

精神的にも肉体的にも大変だったと思える年を経て、尚且つ一人の役者として弛まぬ精進を試みようと努力を重ねる吾郎さんのような人が報われる世になって欲しいと感じました。

投稿: あや | 2017年2月 5日 (日) 20時41分

appleあやさま
コメントありがとうございます。
熱のこもった密度の濃い30分でしたね。
半年、太秦に住み込んでの取材、真摯な熱意が伝わったのでしょうね。
貴重な台本の数々は、まだ大学院生だった春日さんへの信頼を物語っているように感じました。
「忘文」も「ゴロウ・デラックス」も吾郎さんならではの番組ですね。
「忘文」では毎週、一般の方と向かい合って静かにお話しましたが、その時の経験も、ゴロウ・デラックスで毎週深く読んだ本、作家さんとのお話も大きな宝となっているのでしょうね。
夏目雅子さんのお話、初めてだったので驚きました。
本当に美しい方でしたが、やはり「美しさ」ってそちらの方に目を惹かれてしまうので、お芝居の事などはあまり語られないのでしょうか。
「十三人の刺客」が最近またいろいろ話題になっていますが、また良い出会いがありますようにと思います。

投稿: サイトー | 2017年2月 6日 (月) 21時36分

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