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2017年8月 6日 (日)

ゴロウ・デラックス 8月3日(#260)

ゲストは2年ぶり、2度目のご出演東山彰良さん。
前回は直木賞受賞でのご出演、芥川賞受賞の又吉直樹さん、羽田圭介さんと一緒だったので、あまりお話を聞けず・・・
吾郎さん曰く「他のお二人がアクが濃くて・・・あまりお話が聞けなくて(笑)

2016年、第11回中央公論文芸賞受賞式の際に羽田さんとは会ったそうで・・・
東山さんの息子さん二人(大学4年高校2年)は羽田さんの大ファン、一緒に撮った写真も。
息子さんたちはお父さんの本は読まなくて、特に次男さんの方は父親の受賞も
「お父さんの俳句が新聞に載った」くらいのノリだったそうで(笑)、この例えがすごく気に入りました。

book流 (講談社文庫)Photo
前回聞けなかった「流」のお話。
1970年代の台湾に暮らす若者が主人公。
かつて中国大陸で戦争を戦い抜いた祖父の人生を辿る青春物語。
実は主人公のモデルは東山さんのお父さま、そして祖父のモデルは東山さんのお祖父さまがモデル。
お祖父さんをモデルに描きたかったけど、その時代の壮大な物語を書く自信が無くて、お父さんをモデルに描いたそうだ。

山東省出身のため、そこからペンネームを「東山」とした。
エンターテインメント性のある作品を書きたかったので、日本人風のペンネームにした。

台湾で生まれた東山さん、5歳の時日本に来て広島に。
その時、保育園に放り込まれ自然に日本語を覚えた。
その後、9歳で福岡に移り住んだ。
日常会話の中国語は不自由しないが、細かい感情を表さなければならないので自身の作品を中国語に翻訳するなどは無理だそうです。

book今週の課題図書:僕が殺した人と僕を殺した人Photo
1984年の台湾で友情をはぐくむ少年達、彼らの一人が30年後全米を震撼させた連続殺人鬼として逮捕される・・・誰が何故?という青春ミステリー
”匂いとか湿度も伝わってくるような作品”
物語の中では「観光」では知る事のできない「リアルな台湾の文化や情景」がたくさん出てくる。

物語の舞台は、東山さんご自身の故郷でもある、台北の廣州街。
東山さんが取材に行った時の写真を見ながら台湾の話を伺う・・・
取材に行くというよりも、自分の記憶が正しかったかどうか確認にいく感じだったそうです。
「別冊文藝春秋編集部」さんアカウントの呟きによると、
超重要なアイテムとして台湾の地元料理がふんだんに出てくるのです”だそうで、興味津々です。

【台湾の屋台文化】
*牛肉麺 牛肉の入った麺、五香・醤油を使った味付け

吾郎:僕、火鍋とか好きですよ。08031
東山:そうそう、それに近いです
吾郎:いろいろ薬膳が入ってますよね。
外山:吾郎さん、何かそういうの好きそう。あっはははは・・・(楽しそうに笑う)
吾郎:なに笑ってるの(笑)!?だって薬膳身体にいいじゃん、汗かきたいんだよ!

・・・このやり取り、屈託なく楽しそうに笑う外山さん、MC二人の仲の良い関係が伝わってきて、こちらまで楽しくなりました。

街も「外省人」が住むエリア、台湾人が住むエリアに別れていたそうで、そういった事も物語の少年達の関係に結びついてくるのでしょうか。

*猪脚線麺08032
猪とは豚の事、豚足が入った麺、しっかり煮込んでとろとろしたスープ。

吾郎:コラーゲンたっぷりでいいんじゃないの?
物語の中で、少年達がケンカの後仲直りの証として一緒に食べるシーンがあったが、これは「厄払い」の意味で食べるものでもあった。

*揚げパンと熱い豆乳
朝食は子供達も学校に行く前に屋台で買って食べる子が多い。08033
外国から来た方にわざわざ薦めるようなものではないが、ソウルフードとして思い入れがある東山さん。
実際にスタジオに用意されて試食。
長い揚げパンを温かい豆乳(少し甘い)に浸して食べる。
出てくる前は「俺、牛肉麺がよかった」とか言いながらも一口食べたら「懐かしい味がする。僕、好きですよ」と吾郎。

shadow東山さんが最初に思い浮かべて描いたもの
少年達がお寺で、ある重大な計画を実行するにあたり、神仏にお伺いをたてるシーン。
この時、彼らが使ったのがポエ。台湾の信仰。08034
二つの赤い木片を投げて、裏と表に別れたらお伺いが通ったという事になる。
小説の中の少年たちは「世の中のことも大人のことも信じていない」でも、ポエは信じる。
現代の若者もスマホ文化ではあるけれど、その一方お寺とかではポエを投げてお伺いをたてているそうだ。

そこで、番組収録を終えてよいかお伺いをたてることに。
一発でOKが出て、収録終了。

前回出演された時、吾郎と話しとか温度が合いそうな気がしたので、今回たっぷりとお話が聞けて嬉しかった。
写真を見ながら台湾のお話を聞いていたら、どんな観光案内よりも台湾に行きたい!と思いました。やはり映像とか写真というのは、想像だけでは届かない現実の姿を見せてくれますものね。そして、そういう生活の中から生まれた少年たちのドラマ・・・「僕が殺した人と僕を殺した人」を読みたくなりました。
この収録の一番の盛り上がりは「テキーラ」の話だったそうで、是非未公開映像なども久しぶりに見たいです。
番外編として場所を変えて飲みながら~というのも楽しそう。
そういえば、作家さんってお酒が好きな方がとても多いようなイメージがあります。

【追記】別冊文藝春秋編集部の方のFacebookより・・8月4日ゴロウ・デラックス放送終了

 テキーラが何か引っかかったので2015年の放送を見返してみたら、直木賞受賞の報告待ちも六本木のバーでテキーラを飲んでいたとか(笑)。
 

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コメント

今回、東山さんが御自分のルーツを大切に思い、台湾をこよなく愛していられるのが、お話の中でよく分かりました。「僕が殺した人と僕を殺した人」を読んでの吾郎さんの感想「匂いとか湿度も伝わってくるような作品」は、吾郎さんの感性の鋭さと、丁寧に読み込んでいる様子が分かり、「さすがだな」と感心しました。映像ならいざ知らず、文章の中にそれを感じる事ができるとは、最高の褒め言葉ですよね。東山さんも嬉しそうでした。

なかなかガイドブック等ではお目にかかれないエリアの写真や食文化は興味が湧きましたし、吾郎さん、外山さんの遠慮の無いやり取りを微笑ましく思ったり、とても楽しかったです。本の内容だけに終始せず、そこから話を広げて、さらに本と作者の魅力を十二分に引き出すMCの上手さには脱帽です。

本の内容紹介と読んだ人の感想だけでは、その内容を深く突っ込んで追及したものであっても、番組を7年も維持していくのには限界がありますよね。そこを以前よりもさらにパワーアップして魅力的にしているのは、他ならない吾郎さんの多方面に亘る豊富な知識と独特の感性によるものが大きいと思います。

テキーラのお話も聞きたかったですよね!

さて、次回は話題の三島由紀夫の「告白」です。「告白」がまさか「ゴロウ・デラックス」で取り上げられるようになるとは思ってもいなかったので、色々な意味で感慨深いものがあります。楽しみですねっ!!

投稿: あや | 2017年8月 7日 (月) 20時18分

サイトーさま
この回を見て、台湾大好きな私としては、もっとその魅力を浮き上がらせる陰影のようなものを感じて、ますます台湾や、そのバックグラウンドを大事に作品に生かす東山さんという作家や作品に興味をそそられました。もともと東山さんの本は時間があったら一気に作家読み(時々やります)したいなと思っていましたが、こつこつ読んでゴロデラに感想送ろうかなと思います。
この週末アメ横にいく用事がありましたので、それっぽい店で豆乳スープと揚げパン、豚のしっぽのソーセージを昼ビール片手に食べてみました。なるほど、ソウルフードという表現は素晴らしい、吾郎さんの機転だなとますます感心しました。このソールフードの感想とともにゴロデラにメッセージも入れました。こんなに面白い番組を提供してもらえるのは、吾郎さん、外山たちの魅力はもちろんですが、やっぱりスタッフさんがやりがいをもって番組を作ってくれるから。
このような場は、かかわっている皆様のプライドのためにも、本当にぜひ守っていきたいですね。来週も楽しみです。

投稿: おとと | 2017年8月 8日 (火) 04時08分

*別冊文藝春秋編集部の方のFacebookの記事を追加させていただきました。

appleあやさま
コメントありがとうございます。
東山さんの台湾への愛が伝わってきましたね。
よくあるバラエティー番組では絶対に味わえない台湾を感じました。
吾郎さんの感じ方って、まさにその空気感を感じると同時にとても理論的なものを分析していたり、いつも独自だなぁと思います。
ゴロウ・デラックスはいつもゲストの方をよく知ってもらうため、魅力を引き出すためにいろいろな企画をたて、MC二人が何気なく話を引き出す~というチームワークが素敵ですね。
おっしゃる通り7年目にして更にパワーアップ、素晴らしいです。

appleおととさま
コメントありがとうございます。
台湾、いいですね。
周りに台湾大好きな方、結構多いですよね。
春の家庭画報の特集そして今回、吾郎さんのおかげでますます台湾に行きたくなりました。
そして東山さんの今回の「僕を殺した人~」にも俄然興味が!

アメ横で早速試してみるおととさん、素敵。
やはりこれにはビールが似合いそうですね。
ソウルフード・・・吾郎さんが突然口にするものすごく適切な表現に驚きます。
ゴロウ・デラックスをはじめとして、良い番組は出演者だけでなくスタッフの熱意、素晴らしいチームワークがあってこそですね。
これからもできる限りの応援を続けたいと思います。

投稿: サイトー | 2017年8月 8日 (火) 12時10分

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