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2018年12月28日 (金)

「No.9-不滅の旋律-」2018~ネタバレあり

舞台「No.9-不滅の旋律-」
2018年の東京公演(赤坂アクトシアター)大阪公演(オリックス劇場)横浜公演(神奈川芸術劇場)の公演が終わりました。Kaat
11月11日初日の頃は、まだ木々には緑の葉も付いていましたのに、横浜公演千秋楽では歩道に積もった黄色のイチョウの葉を観て2ヶ月の経過を想いました。
これだけの大きなカンパニーで2ヶ月走り抜ける~ルイス役だけでも凄く大変なのに、座長としての責任とか気遣いは凄いものだったと思います。
肉体と精神の強靱さにはいつも驚かされます。
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初日から完成された舞台でしたが、日が経つにつれその進化・深化が著しく驚きの日々でした。
赤坂ACTシアター1300人→オリックス劇場2400人と劇場が大きくなると、舞台の大きさや音響効果も変わりスケールの大きさを感じたり、劇場の違いも楽しめました。
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【12月8日吾郎BD大阪オリックス劇場】
ソワレではいつもより1回多くカーテンコールで出てきてくれて、キャスト含めて無言で吾郎さんの誕生日をお祝いできた気分でした。
マチネソワレの間ではキャスト・スタッフさんでのお祝いもあったようですね。
稲垣吾郎オフィシャルブログ→12月9日 BIRTHDAY
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東京千秋楽が凄い!と思っていましたがここにきてまた変わっていました。
吾郎さんBDだから力が入っていたのかと思いきや・・・
12月9日マチネ 更に素晴らしかったです。
吾郎演じるルイスがどんどん存在が大きくなってきて、率いるカンパニーが2400席の大きな劇場を支配していました。
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鈴木拡樹くん、最初の頃は少し遠慮気味に自分の役割についていろいろ考えていた感があったのが、徐々に本領を発揮、と言っても決して出過ぎずにルイスの弟ニコラウスを演じていて、真面目で頭の良い俳優さんなんだなと思いました。
兄ルイスからは軽んじられマリアに振られ・・・そっとメトロノームを置いて去るニコラウスの哀しさに胸を締め付けられました。
いつもラストの合唱で一人、ずっとルイスの指揮を見つめて歌っている姿が印象的でした。
きっとこれからストレートプレイでも活躍していくんだな・・と。
橋本淳くんと共に美しき可愛い愛すべきベートーヴェン3兄弟がとても良かったです。
日が経つにつれこの3人の楽しそうなシーンがよりわちゃわちゃとなってきて、後半の哀しさが増します。
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【11月24日25日神奈川芸術劇場】
客席数は1200人ですが天井が高く2列目からちゃんと勾配がついていてとても見やすく、音響効果が素晴らしい!
文才あるお友達の表現を借りますと、まさに「音の粒を全身で浴びているような」そんな体験をしました。
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お芝居全体がどんどん深化していって、ルートヴィヒは唯一無二の存在感を持ってそこで生きているのですが、登場人物全ての人達の人生もすごく感じられ一人一人の傷みや哀しみなどが伝わってきて心揺さぶられました。
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吾郎さんとは共演も多い羽場さんとのシーン、これはもう鳥肌ものです。
ルートヴィヒの父親に対するルイスは一瞬にして青年時代のルイスになり声も表情も違ってきます。羽場さんが医師のラビックから父ヨハンになるにつれ、吾郎さんは壮年のルイスから青年ルイスに変わる所も大好きなところの一つです!
舞台ってそれを生で観られるのが嬉しいし、実力が出てしまうのでしょう。
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剛力さんは更に舞台のお芝居に適合していき、千秋楽では緩急のついた素晴らしい演技でマリアの存在感を出していました。
村川絵梨さん演じるナネッテ、凄く良いです!大好きな女優さんになりました。
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吾郎さん、素晴らしい・・・他に何と言ったら良いのか。
演技が凄いとかそんな次元ではなく、ルートヴィヒの人生を壮絶に生きていました。もう稲垣吾郎の面影よりもベートーヴェンそのものなんですが、この傍若無人で狭量な男なのに何故か憎めない守ってあげたくなる・・・のは、吾郎さんが演じているからなのでしょうね。
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1幕の終わりと2幕の終わりに、状況は違いますが第九の合唱の指揮をしますが、ベートーヴェンだったらこうだろうなと根拠の無い確信を持ってしまうほど・・・
何しろ指揮が素晴らしい。初演から何が一番変わったかと言ったら、吾郎さんの指揮かもしれません。なにしろ、自分で指揮するのではなく合唱に合わせて指揮するのですから、難しいはずです。
そして一番の見どころの一つでもあるので、演技として見栄えのある指揮である事も必要だと思います。吾郎さんの指揮、凄い事になってました。自由自在、指揮棒の先から魔法のキラキラが見えるようでした。
全身で歓びを 音楽の歓びを表していて、きっとベートーヴェンが生きていたらこんなだっただろうな~と思います。
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とにかくKAATは音響が素晴らしく、千秋楽では全員がちょっと興奮気味に走り抜けた感じもしましたが、とにかく凄かった!これしか言えない。。。
吾郎さんの身のこなしはますます滑らかで素晴らしかった。
前楽(24日)になりますが、ルイスが投げたテーブルがごろんごろんと回り続けた上、ピアノの演奏がジャーン!と止まったと同時にテーブルも回るのを止めてがたん!と音を立てて静止したところも神がかっていました。
吾郎さんの楽譜の蹴り上げが更に進化!楽譜がより華麗に舞うようになりました。
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ラストの合唱でみんなが至福の表情でルイスを見つめながら歌っている姿を見て、いつも幸せになります。素敵ですね。
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24日25日はクリスマススペシャルとして、カーテンコールで突然吾郎さんが口に指を当てて「しぃ~!」と。一斉に静まりかえる客席。ファンだけではないのに(笑)。
何とハンドベルでの「きよしこの夜」の演奏でした。
この素敵なサプライズ、ただでさえ大変な舞台なのに全員でハンドベル持って練習したと思うと・・・萌えます♪
吾郎さんは「ソ(G)」の音。ソって、この曲の始まりの音でもあるし、上下する音の中心にあるという素晴らしい奇跡!誰かがちょっと遅れてしまったり・・それは楽しい演奏会でした。S__10133539
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更に1階のホールでは白井さんが「私は当劇場の芸術監督をしていますが、こうして「No.9」の公演をできることを嬉しく思っています」と挨拶、自ら指揮するミニコンサートが開かれ、第九の合唱が披露されました。素晴らしい計らい。
コーラスの方々の笑顔を見ているだけで、幸せになりました。
本当にありがとうございました。
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あとは1月の久留米公演を残すだけとなりました。
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*素晴らしいと凄いばかりの文章(笑)・・・数えないでくださいね
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吉本ばななさんブログ→No.9と薫ちゃん(2018年12月2日)

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