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2019年1月31日 (木)

舞台「No.9-不滅の旋律-」大千穐楽

1月11日に赤坂ACTシアターで始まった舞台「No.9-不滅の旋律-」は1月14日久留米シティプラザ ザ・グランドホールで大成功の下に大千穐楽の幕を下ろしました。S__10395759
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久留米シティプラザ ザ・グランドホールは中に入ると木の香りのする素晴らしい劇場でした。
劇場の入り口って大きな階段になっている所が多くて、わくわくします。
席は4階まであり、開演前に行ってみたのですが凄い眺め(ちょっと怖い!)でした。
脇のバルコニー席も、座席が全部斜めにちゃんと舞台の方を向いているのがとっても素敵。
舞台の上から眺めた客席も素晴らしいのではないかと思います。
全員のスタンディングオベーション・・・幸せな光景だったでしょうね。
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劇場の内部はこちら→ザ・グランドホール
壁も床も木。壁は凸凹があり、これがあの美しい反響を作っているのかしら。
2列目からちゃんと段差がありとても見やすくなっていますし、音響も素晴らしかった。
何故、大千穐楽が久留米なのか~分かったような気がしました。
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13日ソワレ(2階2列目上手側)
横浜公演から更に深く厚味を美しく素晴らしいものになっていました。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが主役として輝いているのですが、彼の周りの人達もきめ細かくそれぞれの人生を生きているのが伝わってきて、まさに18世紀のウィーンに引き込まれたような感じでした。
木を生かした劇場は贅沢で音は柔らかく美しくて、2階座席から見渡してこの舞台を観られる幸せを噛み締めました。
役者さんたちの芝居が最高なのは言うまでもなく、台詞を言っていない時の移り変わる表情や仕草も美しくて、照明(素晴らしい!)に照らされたワンシーンワンシーンがレンブラントの絵のようでした。
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14日マチネ(1階上手端)
大千穐楽という事で、いつもより一層この作品・カンパニーに対する愛が伝わってくる3時間でした。もちろん毎回毎回、この舞台をみんなが愛しているのは伝わってきたのですが、しばしお別れという気持ちが伝わってきて、客席のこちらも台詞の一言一言慈しむように噛みしめていました。
この日は一番端の席だったので、実は思いっきりよく見える望遠鏡で吾郎さんの表情を追ってしまいました。
1幕父ヨハンが出てくると突然昔に戻って青年の声になるのですが、ヨハンに別れを告げる時の表情が二十歳前後の吾郎さんの顔に見えました。美しかった。
1幕の終わり、酒場での第九合唱のシーンもいつにも増して素晴らしかった。
他にも見逃せない表情ばかり・・・
ラスト、マリアの腕に抱かれている時、ひとしずくの涙が床に落ちたのも見えました。
最後の第九の合唱、歌っているアンサンブルの方達の歓びに満ちた表情を見るのも大好きです。これも見納め・・・
何度かカーテンコールがあり、次第に吾郎らしさを取り戻してきた吾郎さん、タクトを投げてみたり、客席に投げるふりしたり・・・吾郎ルイスがあまりに素晴らしくて、ベートーヴェンが連れて行ってしまうのではないかと時々心配になってしまう程の舞台だったのですが・・・安心しました。
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カーテンコールの一番最後、全員が登場して吾郎さんの指揮で再び合唱、キャノン砲で紅白(銀と赤)のテープが舞い散るという素晴らしい演出でした。
歓びと感動に満ちあふれた劇場...
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この日は脚本の中島かずきさんも観劇してたの事で、終わって白井晃さんとがっちり握手をしてらしたとか(これはTwitter情報)。
白井さんとTBSの熊谷Pはよく1階後方の席で観ていらっしゃいましたね。
今回も大千穐楽の後、白井さんからのダメ出しはあったのかしら(笑)。
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いつも最後の第九では吾郎さんは指揮をしながら背中で全身で「ようやく歓びの歌を歓びを持って指揮をしている」ルイスを演じているのですが、その表情は残念ながら見えません。
説得力のある癒やしのアンドレアスを演じた岡田さんがTwitterで吾郎さんの表情について呟いてくださいました。
月15日         
ありがとうございました。 客席に背を向け全力でタクトを振っている吾郎さんの表情は素敵でした、 舞台にいる僕たちだけが見れる顔です、時より苦しみや悲しみ激しさいろんな表情の中、ふっと微笑むんです。 その表情が忘れられません。 吾郎さん、ありがとうございました。
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初演も一緒だった広澤さんのブログも温かくて必読です。
広澤草さんブログ→1/16「No.9」閉幕
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兄から冷たくあしらわれてきたカスパールを演じた橋本淳くんのインスタ、吾郎さんの優しさについても書いています。
橋本淳くんインスタ→1/14舞台「No.9-不滅の旋律-」
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同じく美形三兄弟の一人ニコラウスを演じた鈴木拡樹くん。
いつもラストの合唱でじっとルイスを見つめながら歌っていましたっけ。
舞台が大好きで真摯に向かう姿が印象的でした。
その鈴木くんが、今発売中の演劇誌で吾郎さんの印象を「開演前の居方に驚いた。舞台に出る直前に話しかけてきてそのまま舞台に出て行く。どこで役と切り替わるのだろう」とかかなり驚きでみてたようで、「よくボケていて面白かった」という印象もあるようでほっこりしましたが、スターとして「導かれるオーラ」などという表現も。
あの激しく苦しい役を3時間以上も演じながら、その余裕に笑いました、鈴木くん貴重な裏話ありがとうございます。
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そして吾郎さんのブログ
稲垣吾郎オフィシャルブログ→1/16音楽は終わらない
舞台の上、楽譜が無造作に置かれメルツェルのメトロノームが乗ったピアノ越しの客席。この構図が素敵だなぁと、いつも吾郎さんのブログの写真にうっとりする。
東京千穐楽の前日辺りに怪我をしたらしく左手の小指にずっと巻かれていた肌色のテーピング。しばらくは結構な厚さもありファンはこっそり心配していたのを知っていたんでしょうね、左利きなのにわざわざ左手にキューピー人形を乗せて撮った写真。
吾郎さんはいつも何気なく大事な事を伝えてくれる。匂わせではなく。
本当に優しい人。
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昨年春、BSで放送された「ウィーンの旅」をもう一度見直した。舞台映像を観るとほとんど台詞も衣装も演出も目立った変化は無いのに、生の舞台を観ているととても違って感じた。
インタビューでも吾郎さんが話していましたが、ウィーンに行った事によって「天才ベートーヴェンより人間ベートーヴェンを感じる事が出来た」と。
確かに、再演では天才というだけでなく”人間ベートーヴェンとその周りの人々”のお話にもなっていたように思った。皆が生き生きと18世紀のウィーンで生きていた。
更に素晴らしい舞台になっていました。
それにしても、稲垣吾郎のパブリックイメージからいったら、ショパンとかモーツァルトの方が似合いそうな感じもしますが、この舞台を観てしまったら他に誰がベートーヴェンを演じるのか・・・?と思ってしまう位のはまり役。
是非是非再再演を。
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舞台が終わった今、このインタビューを読むと、また感慨深いです。

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コメント

大千秋楽のレポと劇場の写真のアップ、ありがとうございます。一枚の写真でも分かる品の良い格式高い劇場。全40公演を初日から観客をスタンディングオベーションの高揚に巻き込み大千秋楽まで走り抜けた出演者の感動はいかばかりかと想像します。舞台役者でも滅多に経験できないレベルの光景だったのではないでしょうか。色々な意味で素晴らしいカンパニーでしたね。座長の下に心を一つに役に取り組んでいる様が見て取れて感激しました。誰一人手を抜かないプロの集団!またそう遠くないうちに再々演を期待しています。

投稿: あや | 2019年2月 4日 (月) 18時55分

あやさま
コメントありがとうございます。
全40公演・・・考えてみたら凄い事ですよね。
しかも出ずっぱりで喋りっぱなしの3時間。
インフルエンザが猛威を振るう季節・・・みんなを引っ張って誰も欠けずに走り抜いた40公演。
いつもキャスト全員のこの作品に対する愛が伝わってきて、幸せな気持ちになりました。
脚本・演出・舞台装置・照明・・・そしてキャストの皆さん、全てが完璧に揃った素晴らしいカンパニーでした。
再々演、是非実現して欲しいです。

投稿: サイトー | 2019年2月 4日 (月) 22時43分

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