2008年6月 1日 (日)

最近の1冊

大いなる聴衆  永井するみ

コンサートの直前に主人公のピアニストの婚約者が誘拐され、当人の元に一通の脅迫状が届く。『(演奏予定の曲を変更して)ハンマークラヴィーアを完璧に演奏しろ』
札幌とロンドンの間で繰り広げられる長編サスペンス

作者が東京芸大ピアノ科中退という経歴があるだけあって、音楽に関わる者のそれぞれの立場の描き方も面白かった。天から奇跡の才能を授かった者、凡庸な才能しか与えられなかった事に気づいてしまった者、またその才能を利用する者、振り回される者、それと気づかずに傷つけてしまった者、それぞれの哀しみや運命の残酷さがおもしろく描かれていると思いました。

主人公の天才ピアニスト安積界、素晴らしい才能もありルックスもいいのに活動が地味で自分の売り方が下手なのでイマイチ人気が出なかったとか(笑)、クラシック界でもCDを売るために何でも利用する音楽事務所とか、興味を引かれるエピソードなども盛り込まれ退屈しません。

婚約者は誘拐され他にも深刻な悩みを抱えつつ、最後まで苦悩全開な安積界、もちろん吾郎の姿で最後まで読みました(笑)。
札幌とロンドンで物語りが並行して進行し、登場人物も日本人とイギリス人が半々。
実際に映像化するのはとても難しいと思うのですが、脳内妄想にはなかなかおいしい作品でした。

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2007年7月 8日 (日)

本2冊

大聖堂  ケン・フォレット

12世紀のイングランドを舞台に大聖堂の建設とそれを取り巻く人々の壮大なドラマ。600ページ程の文庫本で上・中・下の3冊。それでも気がつくと息もつかせぬ程の勢いで読み進んでいました。何人もの登場人物達の人間ドラマがそれぞれ別のところで展開していると思うと次は絡み合って物語りが進んでいく。映像で浮かんでくるような人物描写、場面の展開で、半分映画を見ているような気分で読み進んでいました。

確信犯  スティーヴン・ホーン

待ち時間の合間に古本屋さんで見つけた1冊(といっても上下巻ですが)。リーガルサスペンス大好きなので、面白かった。「人殺しをしてしまった」と打ち明けて弁護を頼んでくる大金持ちの美女と、その事件の意外な展開に振り回されながら、自分の家族の悩みも抱え奮闘する主人公の話。いかにもアメリカらしい意外な展開には驚くけれど、絶対に退屈しないのが法廷ミステリーの良いところ(笑)。制度が違うからなかなか日本ではアメリカのような派手な法廷モノが作れないとは思うけど、一度は吾郎に演じてもらいたいのが弁護士の役。弁護士吾郎、見たいよう。(これが言いたかっただけかもしれない(笑)

以上、最近読んで面白かった2作品でした。

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2007年3月15日 (木)

李歐    

吾郎ファンにならなかったらおそらく一生読まなかったと思われるこの本。でも読んでみると私の好きな世界ではないのに、ぐいぐい惹かれて読んだ覚えがあります。

最近また急に読みたくなって読みました。読む度に登場人物への愛着が沸いてきて新たな発見なども。

一彰を吾郎で、という一部の吾郎ファンの間の願望があるのを知って読み始めたのがきっかけだけど、当時はまだ二十代の吾郎で後半の一彰の姿を想像したくなかったというのも私個人の正直な気持ち。

あの白くて細い指で拳銃を組み立てたり、人妻とつきあったり、ナイトクラブのボーイになったり・・・の一彰@吾郎は想像できても、小さな工場の跡をついで一生懸命頑張ったり男の子の父親になったりする吾郎はあんまり想像したくなかったのかも。

そんな吾郎ちゃんも三十を越えた今、また激しく吾郎の演じる一彰を見たくなった。それは読んでいてますます強まって誰かに言わずにはいられなくなって、今ここに書いている訳です。

大きな美しくて強い目を持ち、しなやかな身体と誰もが美しいと思う顔立ちの李歐は・・・いろいろキャスティングを考えるのも本を読む楽しみの一つ。

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2007年3月 7日 (水)

遙かなる航跡  リシャール・コラス

吾郎ファンならご存じの例のあの本。

「自らの体験を元に書いた自伝的小説」と紹介されているように、ちょっと不思議な小説。

35年前に初めて日本に来たフランス人の18歳の少年が見たり感じたりした事がリアルに描かれていた。暖かい心とか美しい日本、でもそれだけではなく時代や土地柄による残酷な悲しさとか、何だかいろいろなものが詰まった小説だと思った。

貧乏性な私は、優雅に朝に読むことはできなかった(笑)。相変わらず本を読むのは電車の中とか待ち時間。「本を読む時間」を作って読むのはとても贅沢で素敵だと思うのだけど。

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2006年11月17日 (金)

本は大好き。でも想像や妄想の余地のある活字だけが好き。といっても、実は文学的素養は全く無くて、推理小説が大半。

最近読んだ小説で面白かったのは「容疑者」マイケル・ロボサム著   

イギリス版「Mの悲劇」(笑)。主人公は臨床心理士なんだけれど、ある殺人事件の犯人としての容疑を掛けられる。妻にも見放され、ある深刻な悩みも抱えながらも、前向きに対処していく主人公がいいと思った。親友との関係、 超エリートの父親との確執とか、自分の患者への対応なども織り込まれ、主人公の心理描写も面白いのだけれど、散漫になったりしないですっきりと終わりへと一気に読めた。

実は、主人公の顔と姿が何時の間にか吾郎になっていた(笑)。こういう役じゃないのが次は見たいんだけど、でもこういう役上手いのよね~吾郎ちゃん。

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